- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.05.28
2025年5月28日-尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬沼北岸から見晴までの登山道の様子)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:晴れ時々曇り
気温:11.2℃(9時)14.1℃(昨日の最高気温)5.3℃(今日の最低気温)
ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
今朝の尾瀬沼周辺はさわやかに晴れ渡り、日なたの木道を歩いていると長袖シャツ1枚でちょうどよい陽気でしたが、昼過ぎになると大きな雲が尾瀬沼周辺を覆い、現在は肌寒さを感じます。尾瀬は山岳地帯です。気温や天候に応じて適切に調節できる服装をご準備ください。
【朝もやに包まれる大江湿原 午前5時41分撮影】

早朝の大江湿原は、日中とは別の表情を見せてくれます。三本カラマツと薄墨色の空が尾瀬沼に映り込み、幻想的な雰囲気を醸し出しています。尾瀬沼周辺にお泊まりの際には、ぜひ早起きをして、刻々と移り変わっていく風景をぜひお楽しみください。
【大江湿原に咲くミズバショウ】

大江湿原では続々とミズバショウが咲き、尾瀬を訪れる人の目を楽しませてくれています。

木道沿いに咲くミズバショウや、沢沿いの白い点描のようなミズバショウ、林縁にひっそりと咲くミズバショウ、お気に入りの風景を見つけてください。
さて、昨日、尾瀬沼北岸~沼尻~白砂峠~見晴~赤田代までのルートを巡回してきました。画像を交えて登山道の様子についてお伝えします。
【尾瀬沼北岸の様子】

浅湖湿原からオンダシ沢付近の林内には残雪があります。また、木道上のシャーベット状になった雪は滑りやすいので注意しましょう。
【沼尻~見晴間の様子】


沼尻から白砂峠周辺、段小屋坂周辺には残雪があります。白砂峠や段小屋坂の勾配を上り下りする際には一歩ずつ慎重に進みましょう。ストックでバランスをとりながら歩行し、チェーンスパイクなどの滑り止めを携行すると安心です。
【ミヤマスミレ】

雪が融けた登山道の片隅にミヤマスミレ、ニリンソウ、キクザキイチゲ、コミヤマカタバミなどが咲いていました。
【新緑のブナ林】

イヨドマリ沢から見晴にかけての登山道にはほとんど雪は残っていません。眩しいほどの新緑のブナ林を気持ちよく歩くことができます。
尾瀬沼北岸から見晴にかけての登山道は、残雪がある区間があるため、通常のコースタイムより時間がかかると想定し、時間に余裕を持った計画を立てましょう。
※尾瀬沼周辺は、まだ残雪が多くありますので、おいでになる際には、チェーンスパイク等の雪山歩きができる装備で、安全第一でおいでください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは、5月24日(土)より運行開始しています。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は、6月14日(土)より運行開始予定です。詳しくは、以下のURLをご確認ください。
https://www.vill.katashina.gunma.jp/gaiyou/kakuka/kanko/2025-0526-1118-38.html
今シーズンも皆様のおいでをお待ちしております。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第一弾」は、尾瀬沼の早春シリーズです。(ミズバショウ、尾瀬沼と燧ヶ岳、オコジョ1,オコジョ2)

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