- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.05.27
2025年5月27日-尾瀬沼ビジターセンターより(色めく尾瀬沼)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:曇り
気温:8.7℃(9時)11.1℃(昨日の最高気温)5.5℃(今日の最低気温)
こんにちは♪
当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ここ数日スッキリしない天気が続く尾瀬沼は、今日も薄曇りの空模様です。
少し冷たい風が大江湿原を流れ、木道を歩く人たちはフリースや薄手のダウンを羽織っている姿が目立ちます。
6月が近づいていますが、尾瀬ではまだまだ寒い日は続きますので、来訪を予定されてる方は天気予報をよくご確認の上、雨具や防寒着の準備をよろしくお願いします。
【大江湿原から見る燧ヶ岳】

大江湿原にミズバショウが増えてきましたが、地面から出たばかりの芽も多くみられます。
今後しばらく増える傾向にあると思われますので、見頃はしばらく続きそうです。
【ショウジョウバカマの蕾】

大江湿原の木道沿いに、ショウジョウバカマの蕾がいくつか見つかりました。
花が開く前で背も低いため、薄紫の蕾は見逃してしまいそうです。
【沢沿いに一輪だけ咲くリュウキンカ】

リュウキンカがようやく開きはじめました。
沢沿いや湿原の中でも特に水気の多いところに見られ、鮮やかな黄色の花弁が目を引きます。
【タテヤマリンドウ】

晴れるとタテヤマリンドウの花も開き、目立つようになります。蕾も多く見られますので、これからたくさんの花が咲くことでしょう。
【ヒメイチゲ】

ヒメイチゲは、一本の茎に一輪の花を咲かせる、とても小さく可憐な花です。
注意深く探さないと見逃してしまいそうな、そんなヒメイチゲの花言葉は「あなたを守りたい」です。
【林内に咲くエンレイソウ】

林内に少し入ると、また違った多くの花が見られます。
中央に大きく見えるのがエンレイソウ、まわりにあるのはタケシマランでしょうか。
葉がとても瑞々しく艶やかに輝いています。
【ヒメウスノキ】

このヒメウスノキは目立たない花のため、林内ではなかなか認識してもらえませんが非常に多くみられます。
葉が展開する前に写真のように花が咲き、結実して赤い実が実ってから初めて気が付かれたりします。
このように尾瀬沼では現在、多くの花が咲き始めています。一日一日と変化を続け、多くの花や生き物が新たに姿を現していますので、たくさんの方に見に来てもらい、この素晴らしさを知って欲しいと思います。
※尾瀬沼周辺は、まだ残雪が多くありますので、おいでになる際には、チェーンスパイク等の雪山歩きができる装備で、安全第一でおいでください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは、5月24日(土)より運行開始しています。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は、まだ運行されていませんので、大清水から尾瀬沼まで歩きとなります。
今シーズンも皆様のおいでをお待ちしております。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第一弾」は、尾瀬沼の早春シリーズです。(ミズバショウ、尾瀬沼と燧ヶ岳、オコジョ1,オコジョ2)

尾瀬沼ビジターセンター