- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.10.30
2025年10月30日-尾瀬沼ビジターセンターより(氷の世界)
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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報についての確認をお願いします。
【※注意】
〇この時期の朝晩の気温は氷点下になることもあり、木道に霜がつくと大変滑りやすく転倒しやすい状況となります。尾瀬にお越しの際は天気予報をよく確認し、雨対策、防寒対策をし、転倒等にはご注意ください。
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■天気:晴れ
気温 :0.0℃(9時)4.2℃(昨日の最高気温)-5.0℃(今日の最低気温)
ブログをご覧のみなさん、こんにちは。
早朝の尾瀬沼周辺は雲一つない青空となり、放射冷却により気温は-5.0℃を記録しました。グッと冷え込んだ空気の中、陽光が射し込み、燧ヶ岳が鮮やかなモルゲンロートが見せてくれました。
【燧ヶ岳_モルゲンロート】


尾瀬沼ビジターセンター周辺は日の出を見るのは少しだけ難しいのですが、太陽に照らされた燧ヶ岳を見るのにはとても良いスポットです。来年度、山小屋やキャンプ場にお泊まりの際はぜひ朝日に輝く燧ヶ岳をご堪能ください。
【大江湿原は氷の世界】


昨日の雪景色から一転、本日は霜に覆われた大江湿原との出会いとなりました。これからの季節、尾瀬は凍っては解けてを繰り返しながら本格的な冬へと移り変わっていきます。
【大霜】


本日は本格的な大霜となり、笹やマルバダケブキの綿毛もびっしりと氷の花を咲かせていました。年によっては10月上旬に大霜となることもあります。早朝限定のこの光景。来年以降、秋に宿泊される方は楽しみの一つとしていかがでしょうか。
【不思議な落とし物】

大江湿原の木道上に不思議な卵がいくつか見られました。黄色のイクラのような粒々の正体はイワナの卵です。カラスや猛禽類がイワナをくわえて持っていった際にこぼれ落ちた卵でしょうか。想像が膨らみます。
【北からのお客さん】

湿原の植物はすっかり枯草色になり、静けさに包まれていますが、野鳥たちはまだまだ活発に活動しています。ここ数日、渡り鳥であるツグミの群れが見られます。北からやってきて尾瀬沼周辺を中継地としているのでしょうか。来年はどんな野鳥たちに会えるのか、今からとても楽しみです。本日で今年度、私がブログを担当する機会も最後となりました。最後に私が撮りためた野鳥の写真をお届けしてお別れのあいさつの代わりとしたいと思います。




※尾瀬沼地区では、順次、山小屋やトイレなどが閉鎖され、御池~沼山峠間のシャトルバスは本日(10月26日(日))をもって運行を終了しました。また、これからはいつ雪が降ってもおかしくない時期です。天気予報を確認し、防寒への備えも忘れずにお越しください。詳しくは、「2025年シーズンオフ関連情報」をご覧ください。
※尾瀬沼地区においてツキノワグマの目撃報告があります。大江湿原と釜ッ堀湿原にクマ鐘を設置してあります。ツキノワグマと遭遇しないように、クマ鐘を鳴らして通行する、クマ鈴を携行するなどの安全対策をお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは本日(10月26日(日))をもって運行を終了しました。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行終了しました。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第五弾」は、尾瀬沼の秋シリーズです。(オヤマリンドウ、沼尻の草紅葉、ヤマネ、ヤマネと紅葉)

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