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  • 山の鼻ビジターセンターブログ
  • 2025.10.24

2025年10月24日-山の鼻ビジターセンター(山ノ鼻周辺の様子)

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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。
【注意】
〇この時期の朝晩は一桁の気温になることもあり、木道に霜がつくと大変滑りやすく転倒しやすい状況となります。尾瀬にお越しの際は天気予報をよく確認し、雨対策防寒対策をし、転倒等にはご注意ください。
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■天気:晴れ
気温:13.5℃(最高気温)-4.9℃(最低気温)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。昨夜は、つんと冷たい空気が頬に刺さるような寒さでした。

【至仏山方面の星空】

昨日は一日中晴れていたので夜に天体観測ができると思い、外へ出てみると、満天の星をハッキリと肉眼で見ることができました。秋になると湿度が下がり、空の透明度が高まることによって、星空が綺麗に見えます。星が瞬く夜の静けさの中、「ピィーーー」という鹿の甲高い鳴き声が湿原に響いていました。

【霜】

早朝も目が冴えるほどの寒さで、木道や草に霜が降りました。気温が0℃以下で放射冷却が起こるなどの条件が揃ったとき、空気中の水蒸気が氷の結晶となり、地表や物体の表面に付着することで霜が形成されます。

【研究見本園から見た至仏山方面】

研究見本園内も、辺り一面がホワイトカラーになっていました。霜が降った木道はとても滑りやすいので慎重に歩きましょう。

【落葉樹の冬支度】

樹木に太陽の光が当たったことを合図にしているかのように、霜がついた葉が舞い落ちてきました。冷え切った空気の中、思わず立ち止まり、葉が落ちてくる様子をじっくりと眺めたくなります。夏の強い日差しを遮って、心地の良い休憩場所を作ってくれていた多くの葉は、今度は地面にふかふかのベットを作り、動植物たちが冬を越すための重要な役割を果たすでしょう。

【木道の落ち葉】

日中、木道上に落ちている形や大きさがバラバラな落ち葉に目が留まりました。たくさんの種類の樹木が生えている環境では、それぞれの樹木を利用する生き物たちが生息し、自然豊かな森となります。静かに尾瀬を支えてくれている樹木のおかげで生物多様性が成り立っていることに気が付き、感謝の気持ちが芽生えてきました。

【夕陽が沈む瞬間】

一日の終わりを告げるかのように、夕陽が至仏山方面に沈んでいきました。研究見本園の池塘が水鏡となり、雄大な山影と夕陽が映ったのは、ほんの一瞬でした。尾瀬で感動した様々な景色は、今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。皆さんも自然の一瞬の美しさを見にいらしてみませんか。

【案内板の冬囲い作業】

積雪量の多い尾瀬では看板の高さくらいまで雪が積もる可能性があるため、至仏山東面登山道の案内板をブルーシートで囲って冬に備えました。山の鼻ビジターセンターも10月31日(金)で今シーズン終了となります。秋の終わりと冬の始まりを感じる現在、また来年はどんな景色を見ることができるのか、今から期待して胸を膨らませています。

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○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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尾瀬山の鼻ビジターセンター 坂本

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