- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.07.05
2025年7月5日-山の鼻ビジターセンター(尾瀬ヶ原の様子)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願いします。
【※注意】
○長沢新道は長沢橋の破損、八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【注意】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しました。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」「下り禁止」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
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■天気:雨のち曇り
■気温:27.0℃(最高気温)15.7℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
至仏山開山後、初の週末のためか、本日はたくさんのお客様で賑いました。
昨日、尾瀬ヶ原を歩いてきましたので、その様子をお伝えします。
【コバイケイソウ】

山ノ鼻地区から尾瀬ヶ原に入ってすぐの場所では、コバイケイソウが群生していて奥の方まで白く見えるほどです。
【カキツバタ】


さらに歩を進めていくと、青紫色のカキツバタがたくさん見えてきます。咲き終わったものもありますが、蕾もまだ見られます。牛首分岐周辺では木道に沿うようにカキツバタが咲いていました。
【ニッコウキスゲ】

東電下の大堀橋をヨッピ吊橋方面に渡ってすぐの、ニッコウキスゲが群生する場所の様子です。花数は少しずつ増えていますが、まだ咲き始めといった感じです。蕾がたくさんあるのでこれからが楽しみです。
【ワタスゲ】


白くて丸い姿が人気のワタスゲですが、ワタが飛んで抜け始め、少し小さくなってきました。それでもまだ、可愛らしい様子が尾瀬ヶ原の至る所で見られます。
【トキソウとサワラン】


草丈10~15cm、花は3cmほどの小さな花たちです。両方ともラン科で、小さくても気品のある姿をしています。今年はこれらも花数が多く、中田代周辺でたくさん咲いていました。
【ツルコケモモとクロバナロウゲ】


ツルコケモモの花が、竜宮十字路~ヨッピ吊橋間や東電尾瀬橋~赤田代分岐でたくさん咲いていました。小指の先ほどの大きさで、花びらが反り返っています。秋には1㎝ほどの赤い実ができます。
また、3cmほどのやや黒みを帯びた赤色の花、クロバナロウゲが咲きました。竜宮十字路周辺で見られます。


本日は、群馬県高崎市に本社を置く「(株)原田ガトーフェスタ・ハラダ」の社員有志の皆様が、尾瀬ヶ原散策をしながら清掃活動を実施くださいました。尾瀬の自然を守る取り組みへのご協力、企業ボランティア活動に、心より感謝申し上げます。
尾瀬では寒暖差が大きく、朝夕は涼しく過ごしやすいですが、晴れた日の日中は最高気温が30℃くらいまで上がることもあります。熱中症に注意し、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。
また雷注意報が出ている場合には、午後になると天気が急変し雷雨になることが多いです。計画的な登山で早めの行動を心がけてください。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2025年「第二弾」「尾瀬 春から夏へ」です。
(ニッコウキスゲ、ワタスゲ、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、ミツガシワ)

尾瀬山の鼻ビジターセンター 天津