- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.06.28
2025年6月28日-尾瀬沼ビジターセンターより(風薫る尾瀬沼)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:晴れ
気温:17.2℃(9時)18.8℃(昨日の最高気温)10.7℃(今日の最低気温)
こんにちは♪
当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日早朝は気温が低かった尾瀬沼は、日が昇るとともに徐々に気温が上がり、初夏の爽やかな風が若草をなびかせています。好天の週末ということもあり、本日は比較的お客様も多く見えられています。
【大江湿原のワタスゲ】

点描のように大江湿原に広がるワタスゲを、多くのお客様が楽しんでいます。
湿原が白く染まり風に揺れる様はとても美しく、時を忘れて眺めていたくなります。
【大江湿原のコバイケイソウ】

今年はコバイケイソウが大変多く咲いています。木道沿いに並ぶように咲いている姿は壮観です。
【釜ッ堀湿原からのぞむ燧ヶ岳】

また、釜ッ堀湿原にも大江湿原と同様に、たくさんのコバイケイソウが咲いています。
ここから眺める燧ヶ岳には、山頂付近に若干の残雪を見ることができます。
【ゴゼンタチバナの群落】

ここから、林内に咲いているお花を紹介いたします。
ゴゼンタチバナは、尾瀬沼周辺の木道沿いで多く見られ、徐々に咲き始めました。
【ギンリョウソウ】

ギンリョウソウも尾瀬沼周辺の北岸、南岸、沼山峠、三平峠と、広い範囲で見つけることができます。
青白く輝くような白色は、日陰の林内ではとても目に付きます。
【オオウバユリ】

まだ咲いていませんが、木道脇にオオウバユリのつぼみを見つけました。二株並んで立っており、これからさらに上へ上へと伸びていき、最終的には2メートルを超える大きさのものもあります。咲き始める日がとても楽しみです。
【ナナカマドの花】

上に目をやると、ナナカマドの花がたくさん咲いていました。日の光を浴びて輝く小さな花たちと、活発に集まる虫たちを見ていると、飽きることがありません。
尾瀬沼は高い標高のため、朝夕と日中の気温差がとても大きいです。アウターなどで適宜調整し、寒くならないように、汗をかきすぎないようにお気を付けください。また、大変日差しも強いので、日焼け止めやサングラスなどの日照対策もお忘れ無く。
※尾瀬沼周辺はほぼ雪が消えましたが、燧ヶ岳などには、まだ雪が多く残っています。ご自分の歩くルートの情報を集めて、必要な装備でお越しください。
※一ノ瀬公衆トイレと三平下公衆トイレは使用可能です。どうぞ、ご利用ください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は、6月14日(土)より運行開始しています。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第二弾」は、尾瀬沼の早春シリーズです。(サンカヨウ、三本カラマツ、オコジョ、ワタスゲ)

尾瀬沼ビジターセンター