- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.06.27
2025年6月27日-山の鼻ビジターセンター(鳩待峠~アヤメ平の様子)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願いします。
【※注意】
○長沢新道は長沢橋の破損、八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【注意】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○現在、至仏山への入山はできません。開山は7月1日です。詳細につきましては、【7/1開山】至仏山登山についてをご参照ください。
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■天気:曇り
■気温:20.7℃(最高気温)13.7℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
ここ数日、梅雨らしいお天気が続いており、午後になると雨が降っています。そんな天候の昨日、横田代・アヤメ平方面を訪れましたので、その様子をお伝えします。
尾瀬ヶ原からアヤメ平へ登る長沢新道及び八木沢道は通行不可となっていますのでご注意ください(詳細は上記【注意】をご覧ください)。
【登山道の様子】


鳩待峠からアヤメ平方面へ登りだすと、初夏を感じるきれいな緑であふれていました。
林内に残雪はありませんが、木道が大変滑りやすいので注意が必要です。
【横田代の様子】


湿原に出ると幻想的な霧の湿原となっていました。足元にはワタスゲの綿毛が広がっていました。
【アヤメ平の様子】


アヤメ平も霧に覆われており、霧の中でワタスゲが揺れていました。






足元を見ると、色とりどりの花やモウセンゴケが湿原を彩り、果穂となったチングルマが風車をなびかせていました。



アヤメ平から富士見田代へ向かう途中、ガスの向こうまでワタスゲが群生し、コバイケイソウやハクサンシャクナゲが咲き誇っていました。
【富士見田代の池塘】

静寂の中で池塘が鏡のように木々を映していました。
【林内で見つけた植物】




登山道脇では、白い妖精のようなギンリョウソウや、小さな花たちがひっそりと咲いていました。
横田代、アヤメ平では、幻想的な湿原を体感でき、霧の中でワタスゲの綿毛が一面に広がっていたのが印象的でした。
鳩待峠からアヤメ平方面へ向かわれる方は、滑りやすい木道や、破損した木道があるので、注意して歩行してください。
また、アヤメ平など標高が高いところでは、風が吹くと寒く感じるので防寒着を、晴天の場合は熱中症に注意し十分な水分補給を取るようお願いします。また天気の急変に備えて必ずレインウェアをご持参ください。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2025年「第二弾」「尾瀬 春から夏へ」です。
(ニッコウキスゲ、ワタスゲ、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、ミツガシワ)

尾瀬山の鼻ビジターセンター 新倉