- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.06.24
2025年6月24日-山の鼻ビジターセンター(鳩待峠~山ノ鼻間の様子)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願いします。
【※注意】
○長沢新道は長沢橋の破損、八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意く ださい。詳細につきましては、【注意】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○現在、至仏山への入山はできません。
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■天気:雨のち曇り
■気温22.0℃(最高気温)13.7℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
梅雨入りした日本列島は、真夏日もあれば肌寒い雨空の日もあり体調管理に注意が必要ですね。
本日は、そんな梅雨時期でも楽しめる「尾瀬」。尾瀬ヶ原の入山口となっている鳩待峠から山ノ鼻間の様子をお伝えします。
【鳩待峠の尾瀬ヶ原方面入山ゲート】


尾瀬ヶ原へは、標高1591メートルの鳩待峠入山口から標高1400メートルの尾瀬ヶ原方面に入ります。
緑色のマットは、入山時に靴底に付いた外来種子等を持込まないための配慮です。植生保護のため、靴底の種子を落として入山されますようご協力お願いします。
【休憩ポイントと見どころ】
鳩待峠から山ノ鼻間は約3.3キロメートルの林内です。休憩ベンチは全6箇所、大きな沢は3箇所あります。各箇所には標示が有りますので目安にしてください。



第1ベンチ近くに「オオバタケシマラン」が咲いていました。






入山口から石畳の山道を進みと木製階段と木道にかわります。最初に渡る沢は「ハトマチ沢」です。水のせせらぎ音がとても山歩きを癒してくれます。半分白い「マタタビ」の葉が目立ちます。



昨年新しくなった第3ベンチは、一度に大勢のハイカーが休める大きさです。



ヨセ沢の橋の上から「イワナ」が泳いでいるのが見えました。皆さんも観察してみてください。



長い木製階段前に6番目のベンチがあります。すこし雪害で斜めになっていますので水筒等置く時は注意してください。



2024年に新しくなった木道を歩くとテンマ沢です。鳩待峠~山ノ鼻間のほぼ半分歩いてきました。
焼印の意味は「TEPCO=木道設置者」「2024=設置年」「FSC=森林認証」です。



テンマ沢湿原では「ミズバショウ群生」にかわり「コバイケイソウ群落」が見られます。また「割れ岩」(通称名)近くには「ギンリョウソウ」が見られました。



天然カラマツ林を通り抜けると「川上川一級河川」をわたり、いよいよ尾瀬ヶ原の入口の山ノ鼻地区に到着です。尾瀬山の鼻ビジターセンターには「尾瀬の歴史や動植物の展示、環境や自然保全の取組」などたくさんの情報が満載ですので、ぜひお立ち寄りください。
今回は、鳩待峠から尾瀬ヶ原への入山を計画されている方へ参考になれたら幸いです。
尾瀬では寒暖差が大きく、朝夕は涼しく過ごしやすいですが、晴れた日の日中は最高気温が30℃くらいまで上がることもあります。防寒着を持参するとともに熱中症に注意し、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。また天気の急変に備えてレインウェアを必ず持参してお越しください。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2025年「第二弾」「尾瀬 春から夏へ」です。
(ニッコウキスゲ、ワタスゲ、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、ミツガシワ)

尾瀬山の鼻ビジターセンター 新保