- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.06.10
2025年6月10日-尾瀬沼ビジターセンターより(サンカヨウが咲きました)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:曇り時々雨
気温:16.1℃(9時)21.5℃(昨日の最高気温)9.5℃(今日の最低気温)
朝はまだ燧ヶ岳の頂上まで見えていたのですが、やがて霧雨~雨になり、ビジターセンターの周りも真っ白なガスに包まれてしまいました。それでも足元を見れば可愛い草花が心和ませてくれますので、今回はビジターセンター至近で見えるお花を中心にご紹介いたします。
【まずは今朝の風景から】

第一展望デッキから、ミネザクラ越しの燧ヶ岳です。ここのミネザクラは白に近い淡ピンクですが、もっと濃い色のミネザクラもビジターセンター近くにありました。
【サンカヨウ】

近頃お問い合わせをよくいただくサンカヨウですが、ようやくいくつか蕾が見え始めた中で一株(三輪)だけ咲いていました。サンカヨウと言えば「濡れると花びらが透明になる」花として有名ですが、ただ濡れるだけではなく、様々な条件が整った際に透明に見えるそうです。
【タケシマラン】

茎からぶら下がる小さな花は葉っぱに隠れて見落としがちですが、可憐な姿は必見です。低い姿勢で探してみてください。
【エンレイソウ】

エンレイソウは割と多くの場所で見ることができます。三枚の葉と三枚の花びらでできた、不思議な形をしています。
【エゾムラサキ】

エゾムラサキの蕾が今にも開きそうです。
【シナノキンバイ】

ビジターセンターから少し離れてはいますが、湿原の木道の間にシナノキンバイが一輪だけ咲いていました。
【番外編:土塁跡の目印】

「戊辰戦争の土塁跡」とされている場所について、目印を尋ねられることがあります。言葉で説明するのは難しいですが、大江湿原の木道上で燧ヶ岳と反対方向を眺めて、この木がポツンと立っている辺りです。手前に見える三日月形の盛り上がりが「土塁跡」と言われているものです。
※尾瀬沼周辺はかなり雪が消えましたが、残雪が多い場所もまだありますので、おいでになる際には、チェーンスパイク等の雪山歩きができる装備で、安全第一でおいでください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は、6月14日(土)より運行開始予定です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第一弾」は、尾瀬沼の早春シリーズです。(ミズバショウ、尾瀬沼と燧ヶ岳、オコジョ1、オコジョ2)

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