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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。

【※注意】
〇この時期の朝晩は一桁の気温になることもあり、木道に霜がつくと大変滑りやすく転倒しやすい状況となります。尾瀬にお越しの際は天気予報をよく確認し、雨対策、防寒対策をし、転倒等にはご注意ください。

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■天気：雨

気温 ：10.9℃（9時）9.4℃（昨日の最高気温）8.3℃（今日の最低気温）

ブログをご覧の皆さま、こんにちは。

天気予報によれば今日は全国的に雨の地点が多いようですが、ここ尾瀬沼でも昨夜からやや強めの雨が降り続いています。閉館前最後の日曜日、沼山峠～御池のバスも今日で終了するためビジターセンターへの来館者も非常に少ないです。開館時刻前からお客様の声がこだましていた頃とは全く違う静けさに、尾瀬の季節の終わりを実感します。

【三本カラマツと大江湿原】

第二展望デッキからの風景。燧ケ岳は雨雲に包まれ全く見えません。三本カラマツでさえ時々ガスで見えにくくなりますが、ガスが薄れると湿原の模様まで楽しむことができます。

【小淵沢田代分岐分岐付近の草紅葉】

冷たい雨の降るなか、小淵沢田代分岐まで巡回して来ました。会った人はわずか５人でしたが、最後まで尾瀬を楽しもうとこんな天気の中でも訪れてくださるお客様に感謝です。
草紅葉は既に褐色となっていますが、それでも濃淡による模様が広がっていて、私は綺麗だと感じました。

【雪囲い】

19日に営業終了した長蔵小屋では雪囲いも終わり、すっかり冬の準備が完了です。静まり返った小屋を見ると寂しくもありますが、来年の賑わいを心待ちにしましょう。

【振り返り】

昨日のブログにも書いてありましたように、このブログはビジターセンター管理員が交代で毎日更新しています。私も今回で最後、振り返るとこれまで16回の執筆をしていました。尾瀬らしく花や鳥などを主な題材としていましたが、戊辰戦争の土塁跡の見つけ方についても計3回ほど取り上げています。これまでは写真や、その写真に描き入れなどして説明してきましたが、今回は締めくくりとしてピンポイントでの場所を示します。

まずは目印となる木（森から1本だけ離れたもの）と、その手前の土塁跡。左は今日撮影、右は6月10日に撮影したものです。手前で三日月型（左が開いている）に盛り上がっているのが土塁跡ですが、やはり草が少ない6月の方が見やすいですね。

上の2枚の写真を撮影した場所の説明を下に示します。左の地図で緑色の⚫がある辺り（第二大江橋から沼山峠方向に少し行ったところ）で、右の写真のように二本の木道の間が繋がっている場所の2ｍほど手前です。ここに立って目印の木までの直線上にある盛り上がりが土塁跡です。上の写真と同じ構図が見えますので、探す際の参考にしてみてください。

【ワタスゲの変化】

下の２枚の写真をご覧ください。夜のスライドショーでは左の黄緑の花の写真を出して「何の花かおわかりの方？」と聞くのですが、答えられる方はごくわずかです。回答として右のような果穂が一面に広がる写真を出すと「ああ～」とどよめきが起こります。確かにワタスゲ（綿菅）という名前からはフワフワと風に揺れる白い果穂が一面に広がる風景がイメージされますが、その準備段階のお花も、とても可愛いです。この黄緑の花が見られるのはミズバショウのシーズンで、湿原を歩く際にこの花を見るともうすぐフワフワの季節が訪れる、と期待が広がります。
来シーズンもぜひ尾瀬にいらして、こういう植物の変化なども楽しんでください。

※尾瀬沼地区では、順次、山小屋やトイレなどが閉鎖され、御池～沼山峠間のシャトルバスは本日（10月26日（日））をもって運行を終了します。また、これからはいつ雪が降ってもおかしくない時期です。天気予報を確認し、防寒への備えも忘れずにお越しください。詳しくは、「2025年シーズンオフ関連情報」をご覧ください。

※尾瀬沼地区においてツキノワグマの目撃報告があります。大江湿原と釜ッ堀湿原にクマ鐘を設置してあります。ツキノワグマと遭遇しないように、クマ鐘を鳴らして通行する、クマ鈴を携行するなどの安全対策をお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。

【アクセス】
※沼山峠口
　御池～沼山峠間のシャトルバスは本日（10月26日（日））をもって運行を終了します。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
　大清水～一ノ瀬間の低公害車は運行終了しました。詳しくは、片品村HPをご確認ください。

【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第五弾」は、尾瀬沼の秋シリーズです。（オヤマリンドウ、沼尻の草紅葉、ヤマネ、ヤマネと紅葉）

尾瀬沼ビジターセンター