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お出かけの際には、2025（令和７）年シーズンについての確認をお願いします。

【※注意】
〇研究見本園の一部を閉鎖しています。
○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【注意】尾瀬ケ原（竜宮・見晴地区）から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
○富士見峠公衆トイレは故障のため使用できません。
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■天気：雨のち曇り
気温：21.7℃（最高気温）17.4℃（最低気温）

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
三連休最終日は、雨模様の一日となりました。
山ノ鼻地区では、尾瀬で「山の日」を過ごす方の楽しそうな話し声が響いていました。
本日は、研究見本園の様子をお伝えします。

【研究見本園入口を飾っている植物たち】

研究見本園の入口を飾るようにキンミズヒキが咲いています。その傍らでノッポロガンクビソウが点々と黄色い首をもたげ、下の方を覗いてみるとキツリフネが微笑んでおり、そんな黄色い花々の中で青いソバナが存在感を放っていました。

クマイチゴの実が瑞々しく色づいていました。思わず摘まんでみたくなりますが、取らないようにお願いします。

【研究見本園の様子】

雲の切れ間から時折、至仏山が顔を出していました。雨の恵みを受けて植物たちの緑も濃くなったように感じます。

【研究見本園の花々】

コバギボウシは研究見本園の中通りで群生しています。秋への助走を飾るミズギクが数を増やしています。

木道を歩いていると、背の高いドクゼリ、ミヤマワレモコウが目立ちますが、足元にも目を向けてみてください。ミゾソバやヒメシロネのような小さな花たちが健気に咲いています。

盛夏の最後を飾るべくイワショウブが咲き始め、秋の代表選手としてミヤマアキノキリンソウも蕾を開きだしました。

【サワギキョウ】

夏から秋にかけての主役となるようサワギキョウが増えています。サワギキョウはキキョウ科ですが、特異な花の形をしています。花の上部に雄しべと雌しべが入っていますが、雄性先熟といって、雄性期には雄しべが出ていてそこに虫が触れると花粉が出てきます。その特異な花の形にはサワギキョウの巧妙な受粉のための仕掛けが隠されています。

それぞれの花にはそれぞれの生存戦略があり、それを知るようになると、これまでとは別の見方ができて、花たちへの愛情も深まりより多くの感動が得られるかもしれません。

尾瀬は山間地です。寒暖差が大きいため、防寒着を用意するとともに熱中症に注意していただき、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。
また、午後になると天気が急変し雷雨になることがあります。必ずレインウェアを持参し、計画的な登山で早めの行動を心がけてください。

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ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存

ツキノワグマによるミズバショウの実の採食が活発になってきました。

特に、山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園の一部を一時閉鎖することとなりました。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。

・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなります。16:00以降の研究見本園の散策は、控えていただきますようお願いいたします。

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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。

2025年「第三弾」「尾瀬 夏本番」です。　（至仏山、燧ケ岳、ヒツジグサ）

尾瀬山の鼻ビジターセンター　新倉