- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.07.06
2022年7月6日-尾瀬沼ビジターセンターより(燧ヶ岳の様子)
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尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
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皆さんこんにちは♪
このところ不安定な天気が続きます。
特に尾瀬は強い陽射しが照りつけて暑くなったり、急に強い雨が降ったり雷が鳴ったりしています。
また、梅雨明けしたこれからは、台風が気になるところです。
尾瀬にいらっしゃる際には、急な天候の変化に対応出来るように天気予報の確認や、熱中症対策、雨具等の準備をお願いします。
さて、そんな天候の変化があった昨日のことですが、燧ヶ岳巡回に行ってきました。
長英新道を登り、爼嵓から柴安嵓へと渡り、見晴新道を下るルートです。
前日に確認した雨との天気予報とは打って変わって、朝は天気が良く登っている時は暑くなり、下山し始めた頃に少しずつ雨が降り始め、目まぐるしく変わる天気に翻弄された一日となりました。
まずは、そんな燧ヶ岳で咲いていた花を紹介します。
ギンリョウソウは長英新道、見晴新道どちらも1合目から3合目くらいまでの間にたくさん出ていました。
まだ小さい芽のものも多く、これからしばらくは楽しめそうです。
こちらは長英新道6合目付近の登山道脇に咲いていました。
小さい花ですが、鮮やかな黄色が目を引きます。
長英新道8合目から上がってすぐのところに、サンカヨウの大群生が見られました。
登山道の右も左もサンカヨウです。
ところが写真で見てわかるように、ほとんどのサンカヨウは花が咲いていたと思われる部分が無くなっていました。
ここまで鹿が上がってきて食べたのでしょうか。
ちなみに、まだ蕾のサンカヨウもいくつか確認できました。
付近にはキヌガサソウも多く見られます。
葉も花も大きく、とても強い存在感を放っています。
ハクサンシャクナゲがとても多く咲いていました。
爼嵓山頂直下、柴安嵓山頂直下のどちらにも見られます。
最後に、見晴新道でみかけたカタツムリをご紹介します。
ちなみに「カタツムリ」というのは通称で、特定の種の名称には「マイマイ」という言葉を使います。
そしてこの写真のカタツムリは、殻が左巻き(反時計回り)になっているのがおわかりでしょうか。
カタツムリの殻は右巻きと左巻きがありますが、左巻きの殻をあまりみかけるとこはありません。
よろしければ、皆さんも探してみて下さい。
*燧ヶ岳および尾瀬沼周辺の登山道でも残雪がありますので、充分に注意して歩いてください。
*木道や施設を歩く際はアイゼンを取り外し、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター