- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.09.20
2021年9月20日—山の鼻ビジターセンターより(研究見本園の様子と白樺の話)
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2021(令和3)年の尾瀬シーズンも、残り僅かになりました。
2021年(令和3年)シーズンの各施設の営業終了・閉鎖予定について随時更新しております
のでこちらのページでご確認ください。
尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
山の鼻ビジターセンターは新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、現在閉館中です。
詳しくはこちらをご覧ください。
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■ 天気:晴れ
■ 気温:25.8℃(最高気温) 8.1℃(最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
昨日に引き続き 澄んだ秋晴れの空が広がりました。
ズミの実。
6・7月に花期を迎えていたズミが沢山実を付けました。
少し寂しくなってきた湿原に鮮やかな色を添えています。
イワショウブの実。
周りの草が 種(しゅ)の垣根を越えてイワショウブを優しく包み込んでいるかのようでした。
隣はオゼミズギクでしょう。こちらはすでにその役目を終えたようです。
空にヒツジグサ・・・?
池塘を撮影した一枚を回転させてみました。
美しい幹。
『高原の白い貴公子』と呼ばれている白樺。
この白さは、ベチュリンという物質によるものです。
冬に太陽で加熱されすぎるのを防ぐ効果があり、その結果カバノキは落葉樹で最も北まで存在するのだそう。
黄葉が進んできました。
白樺は新緑だけでなく、秋の黄葉も綺麗です。
素敵な樹木だなぁ…としみじみ感じます。
一方で、伐採跡地や山火事跡などの土地にいち早く進出し 緑を芽吹かせる先駆樹種(パイオニアプランツ)の一面も持っています。
日本の国土の3分の2を占めるという森林。
樹もそれぞれ個性豊かですね。
知ることでますます白樺を好きになった さわやかな秋の日でした。
担当:佐久間