- 今日の尾瀬
- 2018.07.03
2018年7月3日-尾瀬沼ビジターセンターより(7月のミズバショウ)
■ 天候:曇り
■ 気温:21.5℃(9時) 26.7℃(昨日の最高気温) 13.3℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
昨日の夕方は雷が鳴り、短い時間でしたが強い雨が降りました。
雨が止んでも、燧ヶ岳を覆うように積乱雲が残り、背後からの太陽の
光を浴びて雲の縁が光って見えました。
雷が鳴り夕立があると、季節が夏を迎えていることを実感させられます。
ビジターセンターの近くに咲く花も季節が変わっていることを教えてくれます。
5月の雪解けとともに湿原に咲き出したミズバショウは、しばらく訪れる人の
目を楽しませてくれました。
7月になると、ミズバショウの葉は1メートル以上に成長するものもあり、
大きな緑の葉の群落が続く湿原へと変わります。
実も大きく成長し、20センチ以上の大きさの物もできています。
さらに時間をかけて、ゼリー状になった実は落ちて水に運ばれたり
ツキノワグマに食べられて、ミズバショウの種が運ばれて、生育地を
広げていくことになります。
美しかった花も、花の時期を終えると来年のための準備を始めます。
花が実に変わっていく姿など、様々な変化が季節の移り変わりを教え
てくれます。
そして、ミズバショウに代わって次の季節の花がまた私たちに
感動を与えてくれます。
大江湿原の多くのニッコウキスゲはまだ蕾の状態ですが、尾瀬沼
ビジターセンター近くの湿原では二輪だけ花を開かせました。
季節の変化を先取りしている感じでした。
担当:加藤