- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.07.08
2025年7月8日-山の鼻ビジターセンター(アヤメ平周辺の様子)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願いします。
【※注意】
○長沢新道は長沢橋の破損、八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【注意】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しました。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」「下り禁止」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
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■天気:晴れ
■気温:29.6℃(最高気温)16.9℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
全国的に暑い日が続き、尾瀬でも日向を歩いているとかなり暑く感じられますが、日陰ではさわやかな風に吹かれホッとすることができます。
本日は、アヤメ平周辺の様子をお伝えします。
【富士見田代の池塘】

バックに燧ヶ岳、そして青空が映る池塘の周りをワタスゲが囲む風景。手前のベンチに座って、時間を忘れてずっと眺めていたい風景です。
【アヤメ平】

360度の展望の北西方向に目を向けると、池塘の向こうに至仏山や平ヶ岳の山容を見渡すことができます。

燧ヶ岳方面に目を向けてみると、ワタスゲが密集してまるで白線を引いたかのようでした。
【横田代でお出迎え】

木道の両脇にスッとたっている木が「いらっしゃいませ」とハイカーを仲良くお出迎えしているようです。木の向こう側には至仏山。左側には、きれいな三角錐の形をした笠ヶ岳も見えます。

横田代のワタスゲの果穂は圧巻です。ワタスゲの群生は、富士見田代やアヤメ平など至る所で見られます。
【オオシラビソ】


アヤメ平を目指して歩いて標高が上がってくると、林内でフッと気持ちのいい香りがしてきます。それは、オオシラビソの香りかもしれません。左の写真の大きな木がオオシラビソです。右の写真は新芽です。オオシラビソの香りは、さわやかな清涼感のある柑橘系で、樹液を触って嗅いでみるとより強く香りが感じられます。その香りの成分の総称をフィトンチッドといい、リフレッシュ効果やリラックス効果があるとされています。
【見つけた花】




【注意箇所】


長沢新道(竜宮~富士見峠)の長沢橋は、破損していて渡ることができません。そのため、尾瀬ヶ原から富士見峠へは通り抜けできません。荒れた木道では、足元に注意して歩きましょう。
尾瀬では寒暖差が大きく、朝夕は涼しく過ごしやすいですが、晴れた日の日中は最高気温が30℃くらいまで上がることもあります。熱中症に注意し、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。
また雷注意報が出ている場合には、午後になると天気が急変し雷雨になることが多いです。レインウェアを必ず持参し、計画的な登山で早めの行動を心がけてください。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2025年「第二弾」「尾瀬 春から夏へ」です。
(ニッコウキスゲ、ワタスゲ、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、ミツガシワ)

尾瀬山の鼻ビジターセンター 渡辺











