- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.07.01
2025年7月1日-山の鼻ビジターセンター(尾瀬ヶ原・山ノ鼻周辺の様子)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願いします。
【※注意】
○長沢新道は長沢橋の破損、八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意く ださい。詳細につきましては、【注意】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○本日、至仏山開山しました。詳細につきましては、【7/1開山】至仏山登山についてをご参照ください。
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■天気:晴れのち曇り
■気温 27.4℃(最高気温)12.2℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
本日は、上田代(山ノ鼻~逆さ燧の池塘付近)の様子をお伝えします。
【カキツバタの群生】



原の川上川橋を渡り、尾瀬ヶ原に向かって数十mほど進むと青紫色の群生が目の前に広がります。
【ワタスゲの群生】


ワタスゲの白い果穂が尾瀬ヶ原に広がっています。種子(右の写真)が池塘に浮いていました。果穂は種子の集まりで一見タンポポに似ていますが、種子はタンポポのように落下傘型ではなく、羽毛(ダウン)のような形状です。
【池塘に咲く花】



逆さ燧の池塘で、オゼコウホネが水中で花を咲かせ始めました。もうすぐ水面に顔を出してくれそうです。ヒツジグサは池塘がいくつか集まっている場所で一輪見つけました。
【タテヤマリンドウ】


花は晴れた日に開きますが、実(右の写真)は雨の日に徳利のような口を開きます。大きく開いて雨粒を待ち、この中に大きな雨粒が落ちると種は水と共に遠くに弾き飛ばされて分布を広げます。そして、秋に種から発芽してそのまま越冬し、翌年花を咲かせる越年生の一年草です。
【木道工事の様子】


尾瀬ヶ原の入口、原の川上川橋付近で、木道の付け替え工事が始まりました。う回路ができていますので、十分に気を付けて歩行ください。
【至仏山開山】


山ノ鼻にある研究見本園の中に、至仏山の東面登山道の入口があります。研究見本園の入口に登山届のボックスがありますので、登山の際には忘れずに記入して、安全に山歩きをお楽しみください。なお、東面登山道は安全と植生保護のため、上り専用となっていますので鳩待峠の方に下山してください。
尾瀬では寒暖差が大きく、朝夕は涼しく過ごしやすいですが、晴れた日の日中は最高気温が30℃くらいまで上がることもあります。防寒着を持参するとともに熱中症に注意し、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。また天気の急変に備えてレインウェアを必ず持参してお越しください。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2025年「第二弾」「尾瀬 春から夏へ」です。
(ニッコウキスゲ、ワタスゲ、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、ミツガシワ)

尾瀬山の鼻ビジターセンター 渡辺