- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2023.10.28
2023年10月28日-尾瀬沼ビジターセンターより(第二大江橋が改修されました)
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〇既に今年度の営業を終了した山小屋が殆どで、食事や休憩のできる場所が限られます。尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年シーズンオフ関連情報」や「安全登山のススメ」をご確認ください。
〇【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
〇10月16日に三条ノ滝展望台の手すりが撤去され、三条ノ滝は冬期通行止めとなりました。詳しくはこちらをご覧ください。
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■天気:曇りのち雨
■気温:5.2℃(9時)10.0℃(昨日の最高気温)2.4℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは♪
今朝は雲がやや優勢、あまり風が無い静かな朝となりました。昨日の様に氷点下まで冷え込まず霜も降りませんでしたが、木道の一部では薄く氷が張っていました。霜の降りた木道や凍った木道は大変よく滑りますので、状況によっては出発時間を遅らせるなど行動には充分にご注意ください。
【大江湿原】
まだ陽が昇りきっていない大江湿原や尾瀬沼にはうっすらと靄が漂っていました。
天頂で空の様子が異なり、西の空は青空が広がり、東の空は薄い雲があり陽を隠していました。
第一大江橋付近では西側と東側では全く異なる光景が写し出されました。
【三本カラマツ】
西側は、青空を背景に三本カラマツの黄葉が映える晩秋の様相でした。カラマツも葉を落とし始めています。
但し、早い時間は青空もありましたが、その後は厚めの雲が優勢となりました。
【尾瀬看板】
一方東側は、太陽が薄い雲に隠され初冬の様相。山肌に朝靄が立ちこめモノトーンの情景が見られました。
冬と秋のせめぎ合い、秋の抵抗は虚しく冬に押し切られる直前の尾瀬沼です。
【三本カラマツの夕刻】
一昨日の夕暮れの様子。
日の入り時刻が16時50分台と日に日に早くなってきています。2000m級の山々に囲まれた尾瀬沼では山に陽が沈む為、更に早い時間で陽が落ちます。早めの行動を心がけて下さい。
【第二大江橋】
老朽化が激しかった第二大江橋の改修工事が、10月中旬頃から行われていましたが、ほぼ工事は完了し仮設の橋も撤去され、新しい第二大江橋が利用可能となりました。
当初(昭和30年代)は「湿原を歩きやすくする為」に設置され始めた木道ですが、現在では「湿原(登山道)を保護する為」、結果として「周辺の植生保護や登山道の荒廃を防ぐ為」と時代と共にその役割も変わりました。
自然環境の厳しい尾瀬では、毎年、木道や階段などの登山道整備が行われています。カラマツを材とする木道の耐用年数は7年から10年程です。木道を傷つけない為にも、ストックにはキャップを付け、アイゼン等の使用は控えていただけますようお願いします。
最後に・・・
今日が今シーズン最後のブログ担当日となりました。窓口だけでなく大江湿原の木道上でも『ブログ見ています。』『ブログを参考にして今日来ました。』等たくさんのお声がけを頂き、嬉しく、且つ、励みになっていました。
今シーズンも尾瀬沼ビジターセンターのブログをご覧いただき、ありがとうございました。(感謝)
※尾瀬は山岳地帯です。これからの時期は、標高の高いところでは雪になることがあります。降雨や降雪、風により体感温度はぐっと下がります。お越しの際は、天気予報をよく確認し、レインウエアなどの雨対策、手袋や帽子、ネックウォーマー、温かい飲み物などの防寒対策をしてお出かけください。
<ご案内>
◆尾瀬沼ビジターセンターでは、毎日午前9時からと午後0時半からの2回、自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」を開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
※詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問合せください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
お待ちしております。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2023年「第三弾」は尾瀬沼の秋シリーズです。(三本カラマツ・会津駒ヶ岳・ヒツジグサ・燧ヶ岳)