- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2023.07.28
2023年7月28日-山の鼻ビジターセンターより(尾瀬ヶ原の様子)
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〇 尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年尾瀬シーズンについて」や「安全登山のススメ」をご確認ください。
〇「研究見本園」一部閉鎖中です。こちらをご確認ください。
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■天気:晴れのち曇り
■気温30.4℃(最高気温)13.7℃(最低気温)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
尾瀬ヶ原は、最高気温が連日30℃越えの暑さですが、尾瀬の夏の風景を求めてたくさんの方々が訪れています。
本日は、尾瀬ヶ原に咲いている花の紹介をします。
【池塘とヒツジグサ】
夏の青空が映った池塘にたくさんのヒツジグサが咲いています。ヒツジグサは、10時頃から花を開き始め、昼過ぎに満開になります。朝夕は花を閉じていますので、ヒツジグサの花を見たいときは時刻に気をつけましょう。
【牛首~ヨッピ吊り橋間のニッコウキスゲ】
お客様から問い合わせの多いニッコウキスゲですが、今年はもともと株が少なく、現在ピークが過ぎて花は残り少なくなっています。
【アカバナ ミゾソバ】
どちらも1cmくらいの小さな花です。和名「赤花(アカバナ)」の由来は、花の時期に下部の葉が赤く紅葉を始めることから付いたそうです。和名「溝蕎麦(ミゾソバ)」の由来は、溝など湿地に群生し、花と葉が蕎麦に似ていることから付いたそうです。
【クガイソウ ミヤマワレモコウ】
クガイソウは高さ1mを越え、ブラシ状の花の長さは約20cmになります。ミヤマワレモコウはワレモコウより雄しべが長いのが特徴で、花の長さは約2~4cmです。
尾瀬は山岳地帯ですので、天気の急変や、雨により急に気温が下がることがあります。レインウエア、防寒着を持参し、気温に合わせて調節することをお勧めします。また、日中は日焼け対策をしたり、水分を十分に取ったり、熱中症対策もしましょう。
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ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存
ツキノワグマによるミズバショウの実の採食が始まりました。
特に、山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園を一時閉鎖することとなりました。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなりますので十分注意してください。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えるようになりました。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
※第三弾、明日から開始です。
2023年「第三弾」は尾瀬の人気者シリーズです。(イトトンボ・アサギマダラ・ミヤマカラスアゲハ・ヤマネ・オコジョ・カケス・オオジシギ・ホウアカ・ノビタキ・歩荷さん)
尾瀬山の鼻ビジターセンター 渡辺