- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.09.02
2022年9月2日-尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬沼の森)
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◆尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
◆一ノ瀬公衆トイレが使用できなくなっておりますので、ご注意ください。
(詳しくはこちらのページをご参照ください。)
◆2022年(令和4年)シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
2022年シーズン中に尾瀬国立公園内で撮影したお気に入りの写真をInstagramに「#尾瀬フォト2022」 とハッシュタグを付けて投稿してください。
詳しくはこちらのページをご参照ください。
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■天気:曇り
■気温:18.4℃(9時)22.0℃(昨日の最高気温)13.4℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
9月になり、少しずつ肌寒い日が続いていますが、大江湿原ではナンブアザミ、タムラソウ、サラシナショウマ、ミヤマシシウド、オオバセンキュウ、オクトリカブトなど様々な秋の花が咲き乱れています。
さて、昨日は尾瀬沼巡回を行ってきましたので、本日は尾瀬沼の森をご案内します。
【尾瀬沼と南岸の森】
尾瀬沼は標高1665m地点に位置し、冷涼な気候であるためオオシラビソやコメツガ、クロベといった針葉樹が多く見られるのですが、森林内をよく見ると意外にも広葉樹も多く見られます。
【オオカメノキの実】
森の中を眺めると真っ赤に染まったオオカメノキの実が目につき、これから始まる秋の紅葉の訪れを感じさせてくれます。
【ミネカエデの葉と種子】
カエデの仲間には翼果と呼ばれる翼を持った種子が見られます。
この種子はプロペラのように回転しながら落下することで対空時間を長くして、その間に風で飛ばされることで、より遠くに移動します。
【葉のギザギザ】
樹木に葉っぱに見られるギザギザは鋸歯(きょし)と呼ばれています。
写真の葉っぱはよく見てみるとギザギザにさらにギザギザがついていることから重鋸歯(じゅうきょし)と呼ばれるものになります。
樹木の名前を覚えるのは難しいですが、尾瀬沼周辺に育つ樹木には一種類ごとに様々な特徴を持っています。
葉っぱ違いを確かめながら歩くと、森歩きの楽しみが一つ増えるかもしれませんね。
【キノコの世界】
秋になり尾瀬沼周辺ではキノコが多く見られるようになりました。
黄色い姿が特徴的なこちらのキノコはニカワホウキタケです。
森の中で枯れた木が朽ちて分解されるのは当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、
太古の昔、キノコが木を分解する能力を獲得するまでは、枯れた木は分解されずにいつまでも残り続けていました。
(その木が化石となったものが私達が今日利用している石炭になります。)
現在では、キノコを含む菌類が木を含む動植物を分解する森のお掃除屋さんの役割をしてくれています。
【キノコの裏側】
一見なんの変哲のない白いキノコですが、カメラや手鏡を使って裏側を覗いてみると、普段見せる姿とは違う世界へ私達を連れていってくれます
その他の尾瀬沼周辺のお花や登山道の様子についてはこちらの尾瀬情報をご覧下さい。
9月となり尾瀬のシーズンも残り僅かですが、尾瀬沼ビジターセンターの秋のイベントをご紹介します。
★1「秋のおぜぬまビンゴ」
こちらは、現在開催中のイベントです。
尾瀬沼特製ビンゴ用紙をお渡ししますので、ビンゴを達成してください。
ビンゴされた方には、ビンゴ限定缶バッジを差し上げております。
参加費:無料
実施日:9月1日~10月15日まで
★2「秋の尾瀬からのお便り」
美しい尾瀬の思い出を綴ったり、普段お世話になっている方、気になるあの人へ、
尾瀬から「秋のお便り」を出してみてはいかがでしょうか(檜枝岐郵便局さんで、尾瀬の風景印を押してもらいます。)
参加費:ハガキ 100円(材料費として)
封筒と便箋 150円(材料費として)
実施日:9月1日~10月15日まで
★3「秋の星空観察会」
参加費:無料
実施日:9月19日(月・祝)、20日(火)、22日(木)、25日(日)、26日(月)、29日(木)
こちらは、夜のイベントになりますので、尾瀬沼地区に宿泊の方が対象となります。
上記日程以外に、10月にも星空観察会を計画しております。
【尾瀬沼の星空(7月撮影)】
ぜひ、尾瀬沼に訪れた際は秋の思い出作りに
尾瀬沼ビジターセンターへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
*木道や施設を歩く際は、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター