- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.07.29
2022年7月29日-尾瀬沼ビジターセンターより(まもなく八月の尾瀬沼)
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尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
2022年(令和4年)シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
2022年シーズン中に尾瀬国立公園内で撮影したお気に入りの写真をInstagramに「#尾瀬フォト2022」 とハッシュタグを付けて投稿してください。
詳しくはこちらのページをご参考ください。
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■天気:雨時々曇り
■気温:19.2℃(9時)22.6℃(昨日の最高気温)13.5℃(今日の最低気温)
雨上がり 眼飛び込む 夕陽の
忘れもがなと熱帯びて 頬伝う水はと問ふ増川
(激しく降っていた雨も上がって眩しい夕陽が目に飛び込んでくる。
ついさっき麓から戻ってきたのでその暑さを忘れることはないけれど、
山に帰ってきた安心感と麓を離れる寂しさが同時に押し寄せてきて胸がいっぱいになる。
いつもより水かさ増した川が問いかけてくるようだ。)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
3日ぶりに戻ってきた大江湿原はすっかり変わってしまって
たくさん咲いていたニッコウキスゲもまばらになっております。
大江湿原を歩いていると、雨が上がって青空が顔を出したところに眩しい夕陽が輝いていました。
昨日の記録的な豪雨の影響で
尾瀬国立公園周辺も影響が出ております。
詳しくはこちらをご覧ください。
〇 【重要】大清水~一ノ瀬間 低公害車両運休のお知らせ(尾瀬保護財団HP)
7月30日(土)の朝から通常運行予定ということです。
最近の尾瀬はいきなり雷雨となったり、時には停電したりすることもあります。
雨具はもちろんのこと、ヘッドライトや懐中電灯、
モバイルバッテリーなど万が一に備える装備を持つことをお勧めします。
さて、7月の暑い夏が一気に終わってしまったような不思議な気持ちになりつつ、
これから始まる8月の少し涼しい夏がとても楽しみになっています。
代表的な植物達も次の季節に向けてひっそりスタンバイしております。
そして、森の中にはこんな変わったお花も
ようやく咲きました。
「8月近くになればおそらく咲くでしょう」と尾瀬を感じるミニツアーで
たびたびご紹介させていただいたこのお花。
この写真のオオウバユリは172㎝ある職員の背丈を簡単に越しておりました。
さて何センチなのか、気になるところですね。
その他、面白い昆虫たちもたくさん姿を見せています。
よく蛍?と間違えられる「アワフキムシ」です。
中には幼虫がいます。
こちらのアワフキムシに関しては過去のブログでも
詳しく紹介させていただきましたので
もっと知りたい方はぜひ、ご覧ください。
アワフキムシに関するブログはこちら↓
〇2021年7月31日-尾瀬沼ビジターセンターより(野分過ぎて花移ろふ)
まだまだ尾瀬沼の夏はこれから。
涼しい尾瀬の夏を楽しみながら、たくさんの美しい花や個性豊かな昆虫たちが見られます。
夏休みの自由研究の一環で自然の不思議に触れてみるのも面白いかもしれません。
それでは明日のブログもお楽しみください。
*燧ヶ岳および尾瀬沼周辺の登山道でも残雪がありますので、充分に注意して歩いてください。
*木道や施設を歩く際はアイゼンを取り外し、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター