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  • 尾瀬沼ビジターセンターブログ
  • 2022.07.26

2022年7月26日-尾瀬沼ビジターセンターより(ビジターセンター付近の植物)

■天気:晴れのち曇り
■気温:21.4℃(9時)23.4℃(昨日の最高気温)14.9℃(今日の最低気温)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
ニッコウキスゲから少しずつ他のお花への移り変わりを感じる大江湿原です。
まずは大江湿原の定点の様子をお伝えします。

【定点A】

大江湿原に出て最初の小さな橋(奧ッ沢)から三本カラマツ、第一大江橋方面です。写真左側の黄色のお花はニッコウキスゲだけではなく、オタカラコウの群生も見られます。

【オタカラコウの群生】

【定点B】

尾瀬看板から第一大江橋、燧ヶ岳方面です。

【定点C】

A-029の地点から尾瀬沼、三本カラマツ方面です。

さて、本日は尾瀬沼ビジターセンター付近で見られる植物についてご紹介します。

【ミヤマシシウド】

公衆トイレの目の前、長蔵小屋売店裏でひときわ目立つ植物はミヤマシシウドです。
背丈は1mを越え、存在感を放ちます。
なお、お花には大量の昆虫が張り付いているときがあります。昆虫が苦手な方はお気を付けください。

【ハリブキの実】

長蔵小屋裏手のビュースポットではハリブキの実が赤く熟し始めていました。
名前に「ハリ」と付くように、葉や茎、そして実にいたるまでハリだらけですので、触れないようにお気を付け下さい。
写真のように手の平の形の大きな葉を見つけたら要注意です。

【サンカヨウの実】

ビジターセンターから大江湿原に向かう森林の中では、6月に白いお花を咲かせていたサンカヨウも8月が近づき紫色の実をつけていました。
昨日まで実は2つ見られましたが、今日は実が1つ落ちてしまったのか、残り1つだけとなっていました。
植物の実は次の世代へと命をつなぐ大切な存在です。採取することなく大切に見守ってあげましょう。
また、尾瀬は国立公園ですので、植物の実に限らず、植物や動物を含めた全ての生き物、果ては木の枝や石ころも、持ち帰らぬようお願いいたします。

尾瀬沼周辺は平地に比べて気温が低いとは言え、外を歩いていると暑さを感じます。
また、山岳地帯ですので突然雨が降ることもあります。
熱中症対策、防水対策を徹底して、尾瀬国立公園へお越し下さい。

*木道や施設を歩く際は、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。

尾瀬沼ビジターセンター

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