- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.07.12
2022年7月12日-尾瀬沼ビジターセンターよ(ワタスゲの綿毛が少しずつ飛び始めています)
===================================================================
尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
2022年(令和4年)シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
2022年シーズン中に尾瀬国立公園内で撮影したお気に入りの写真をInstagramに「#尾瀬フォト2022」 とハッシュタグを付けて投稿してください。
詳しくはこちらのページをご参考ください。
===================================================================
■天気:曇り
■気温:17.4℃(9時)23.0℃(昨日の最高気温)16.7℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
尾瀬沼周辺は朝霧が立ちこめた静かな朝を迎えました。
大江湿原で見られるニッコウキスゲのお花が増えてきているため、
先日から尾瀬沼ビジターセンターブログでは大江湿原内で撮影地点を設定し、ニッコウキスゲの様子をお送りしています。
【定点A】
定点Aは、ビジターセンターから大江湿原に出てすぐの小さな沢付近より燧ヶ岳方向を撮った写真です。
本日は燧ヶ岳は見えませんが、ニッコウキスゲの黄色とカキツバタの紫色との共演を楽しめます。
【定点B】
定点Bは、見晴方面に向かう分岐点になっている尾瀬看板のテラスから燧ヶ岳方向を撮った写真です。
ニッコウキスゲの黄色とワタスゲ(果穂)の白色との共演を楽しめます。
【定点C】
定点Cは、尾瀬看板よりさらに沼山峠方向へ進んで振り返って尾瀬沼、三本カラマツ方向を撮った写真です。
天気が良い日は尾瀬沼南岸に森林がある関係上、この地点から三本カラマツをはっきりと撮影することは難しいです。
しかし、本日は朝霧の影響で後方の森林が隠れ、三本カラマツがはっきりと見えます。
【風に揺らめくワタスゲの綿毛】
ワタスゲの綿毛が風に揺られて少しずつ飛び始めていました。
風に揺られて一気に飛び立つわけではなく、綿毛同士が絡み合い飛び立つまでに時間がかかるので、比較的簡単に撮影することができました。
【カラマツソウとカラマツの葉】
大江湿原ではカラマツソウというお花が見られます。白い花びらのように見える部分は実はおしべです。名前の通り、カラマツの葉と見た目が似ています。カラマツは大江湿原の三本カラマツの他に、長蔵小屋裏手のビュースポット付近にも生育しています。カラマツは松や杉の仲間、いわゆる針葉樹ですが、他の多くの針葉樹とは異なり秋には黄葉して葉を落とすという、とても変わった特徴を持っています。秋に尾瀬沼周辺を散策される方は是非目を向けて見て下さい。
まもなくニッコウキスゲの見頃を迎えますが、天気が不安定な日が続いています。レインウェアの準備など防水対策をしっかり行った上で尾瀬国立公園へいらしてください。
*木道や施設を歩く際は、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター