- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.07.20
2021年7月20日—山の鼻ビジターセンターより(盛夏到来!緑あふれる尾瀬ヶ原に色とりどりの花)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
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■ 天気:晴れ
■ 気温:29.8℃(最高気温) - ℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
盛夏を迎えた尾瀬ヶ原を巡回しましたので、
現在の花の様子をお届けします。
山ノ鼻から尾瀬ヶ原に出て、
初めの拠水林にたくさん咲いていたのが、
オニシモツケ
恐ろし気な名前ですが、花はふわふわで、純白のものやピンクがかったものもあります。
湿原の至る所に咲いていて、一番多く感じたのは、
キンコウカ
ヨッピ橋の近くでは、まるで花束のように咲いていました。
中田代では、ヤマドリゼンマイが緑のじゅうたんのように広がる静かな道を歩けました。
今が盛り、たくさん咲いているのは
ニッコウキスゲ
東電下ノ大堀橋から、ヨッピ橋の方へ歩き、
拠水林を抜けたとたん、見事な景色が広がります。
「ニッコウキスゲがたくさん見られる所はどこですか?」
巡回中も聞かれましたが、この眺めを楽しみたい方はお急ぎを。
さて、ニッコウキスゲの後の湿原を彩る
コバギボウシ。そろそろ咲き始めています。
小さな花ですが、見晴近くで、たくさん咲いていたのは
ナガバノモウセンゴケ。
名前にコケとありますが、種子植物で花が咲きます。
一時は尾瀬が世界の南限と言われていましたが、ハワイのカウアイ島の高所(火山島でのやせた土地)でも見つかったそうです。
トンボが捕まってしまったところを見ることが出来ました。
動物と植物の立場が逆転⁉
尾瀬ヶ原では、梅雨明け後、30℃に達するような暑い日が続きました。
湿原では、日陰がなく、長時間直射日光を浴びます。
熱中症対策をしっかりするとともに、これからは急な夕立や雷にもご注意ください。
担当:新井