- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.07.08
2021年7月8日-尾瀬沼ビジターセンターより(雨の大江湿原)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:雨
■気温:16.7℃(9時)21.5℃(昨日の最高気温)15.3℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
今朝は雨が降る音で目覚めました。
昨日まで乾き気味の湿原には、ちょうど良いお湿りになっているかもしれません。
雨の大江湿原の様子をお知らせします。
大江湿原といえば、ニッコウキスゲを期待する方が多いと思います。
この数日、気温が高く雨もあまり降らなかったので、開花する数が増えてきていました。
しかし、今日はあいにくの雨です。
雨に濡れて咲くのも趣がありますが、やはり夏の日差しの中で咲くニッコウキスゲが見たいものです。
蕾をたくさんもっているので、これから温かくなると開花が進むと思われます。
見頃まではもう少しかかりそうです。
湿原の中に映える紫の花といえば、ヒオウギアヤメでしたが、少し遅れてカキツバタも咲き始めました。
よく似ている二つの花。
でもいったい、どこが違うのでしょうか。
二つの花をよく比べてみると、花弁の根元の白い模様が編み目になっているのがヒオウギアヤメ。
白い一本の筋になっているのがカキツバタ。
「いずれアヤメか、カキツバタ」とは、いずれ劣らぬと並び称せられる美人の形容詞です。
似ているはず。どちらもアヤメ科なのだそうです。
今が見頃です。
いずれ劣らぬ二つの花を鑑賞してみませんか。
最後に、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えてください。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター