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  • 尾瀬沼ビジターセンターブログ
  • 2021.07.07

2021年7月7日-尾瀬沼ビジターセンターより(七夕イベントと見晴・燧裏林道の様子)

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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:曇り
■気温:17.5℃(9時)16.8℃(昨日の最高気温)15.1℃(今日の最低気温)

ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
梅雨がいよいよ本格的となり、曇りだから大丈夫かなと思うといきなり雨が降り出したりします。
尾瀬を訪れた際は雨具をはじめ、防寒着などもしっかり用意してください。

【今日の大江湿原の様子-朝方は青空も見えていました-】

また、今日は「七夕」です。年に一度、織り姫と彦星が天の川を渡って逢える素敵な日ですがあいにく晴れたり曇ったりの空模様。

「二人は逢えないのかも・・・」と不安になりますがご心配なく。
曇りだった場合は、二人が久方ぶりに逢うので他の人に見られないようにしている。
雨だった場合は、天の川にカササギが橋となって二人が逢えるようにするなどの説があります。

その中で最も素敵だなぁと思ったのが、七夕に降る雨「催涙雨(さいるいう)」。
これは二人が再会したうれし涙が雨になるというものです。

尾瀬で見る天の川は、本当に息をのむほど綺麗で思わず涙も流れるほど美しいです。
「この世界に生まれてきて良かった」と心から思わせます。

【尾瀬沼の天の川】

ぜひ、尾瀬を訪れる際は周辺の山小屋にご宿泊いただき、暗闇に瞬く数多の星を眺めて心をゆくまで楽しんでいただければと思います。

そのお手伝いとなることを願いながら、尾瀬沼ビジターセンターではこちらのイベントを実施しております。
ぜひ、お泊まりの方はご参加下さい。

◎尾瀬沼ビジターセンター主催「星空観察会」について

そして昨日は織り姫を訪ねる彦星のように尾瀬沼ビジターセンターからはるばる御池まで「沼尻~見晴」「燧裏林道」の巡回を行ってきました。

まず、沼尻から見晴までの区間は湿原も林内も緑が青々として、夏山の雰囲気を感じさせます。

【白砂湿原にて-大きな池塘に映る森-】

【見晴までのブナの森】

雨上がりの後は岩場が濡れていたりぬかるみも多くありますので十分に足元に気をつけて歩きましょう。
詳しい登山道の様子はこちらをご覧下さい。

◎尾瀬情報 2021年7月6日沼尻~見晴

次に燧裏林道の様子をご紹介します。
こちらでは三条の滝を経由しない「段吉新道」を通り御池に向かいました。

上田代に出るまでは長い林内歩きになりますが、ブナなどの広葉樹の緑や様々な形をした巨木が見られます。
なお、雨の日はぬかるみや木道が濡れて滑りやすいのでご注意ください。

【燧裏林道にて-林内の巨木-】

そして何よりも、森を時間をかけて通り抜けて見える湿原の景色はとても開放感があり最高です。

【燧裏林道にて-上田代-】

他に人が歩いておらず、天候も悪く心細く感じましたが、先々で出会う素晴らしい景色や動植物に励まされて無事に御池にゴールインしました。

尾瀬沼ビジターセンターから約7時間近くもかかる長距離移動になりました。
バスや電車で移動されている方は特に十分時間に余裕を持って行動して下さい。

燧裏林道の詳しい登山道の様子はこちらをご覧下さい。

◎尾瀬情報 2021年7月6日(水)燧裏林道

ちなみに尾瀬沼で仕事をしている私たちはまた、御池から沼山峠までバスに乗って尾瀬沼ビジターセンターまで歩いて帰ります。

さすがに長い道のりでクタクタになりますが、またその帰り道もワクワクして面白いというのが長年、尾瀬で働いてきて感じる尾瀬の不思議な魅力の一つです。

それでは、明日のブログもお楽しみにしていてください。
みなさまの七夕のお願い事が叶いますように☆

*最後に、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えてください。
 くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。

尾瀬沼ビジターセンター

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