- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.06.23
2021年6月23日—山の鼻ビジターセンターより(林内のお花を紹介します)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
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■ 天気:曇り
■ 気温:18.6℃(最高気温) 12.1℃(最低気温)
尾瀬ヶ原の湿原に多くの植物が見られますが、森林内の登山道付近でも足元や目の高さで沢山の花が有ります、今日は鳩待峠~山ノ鼻間を歩いてきましたので、少し植物や木の花を紹介したいと思います。
タケシマラン(竹縞蘭)
先日までは蕾でしたが、ようやく咲き始めました、花は葉の下に付きます。
ウワミズザクラ(上溝桜)
ブラシ(穂状花序)状に花が付きます。
ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)
アズマシャクナゲは開花期が早く今の時期は終わっている、ハクサンシャクナゲは7月上旬くらいから開花し白い花を付けます。
サンカヨウ(山荷葉)
開花期は過ぎ、今は種になってきました、秋には黒紫色で楕円形の実となります。
ヤグルマソウ(矢車草)
最近開花し始めました、この植物の背丈は大きく白い細かい花が、林内で目立ちます。
オオカメノキ(大亀木)
この花は5月下旬頃から咲き始め、花期は長く最近まで咲いていました、今時期は種になってきました。
コバイケイソウ(小梅蕙草)
今年は当たり年で尾瀬ヶ原でも多く見られる、この地はテンマ沢湿原で群落で咲いています。
タニウツギ(谷空木)
尾瀬ヶ原にあるのがノリウツギで白い花が咲く、タニウツギは林内にあり紅色筒状の花を付けます。
ナナカマド(七竈)
この木は新緑・花・紅葉と林内の風景となる、白い細かな花が目立ちます。
トリガタハッショウヅル(鳥形半鐘)
つる性の植物で、他の木に巻き付き葉の陰で見つけにくいが、よく見ると沢山の花が付いています。(名は半鐘に似ることから)
これからは日差しが強くなり尾瀬ヶ原では炎天下で暑いが、林内では葉が日よけになり涼しく、野鳥の鳴き声や草花など楽しむことができます。
尾瀬は山岳地で天候が急変する場合があります、お越しの際は雨合羽や軽登山靴など身支度をしっかり整えて下さい。
担当:笹原