- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.06.21
2021年6月21日-尾瀬沼ビジターセンターより(花のシーズン~燧ヶ岳)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
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■天気:晴れ
■気温:15.6℃(9時)19.4℃(昨日の最高気温)3.3℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
今朝は昨日の霧が嘘のようにすっきりと晴れています。
さて、昨日は燧ケ岳の巡回に行ってきました。
見晴新道から登り、御池新道を下りました。
見晴新道を登りつめていくと、
まず、8合目を過ぎた沢にサンカヨウが咲いていました。花びらが朝露に濡れて透きとおっていました。
そこからさらに登ると9合目を過ぎた岩場のあたりにピンク色のイワカガミの群落が目に飛び込んできました。
それだけでなく、ミヤマキンバイの黄色い群落、そして白いヒメイワカガミも咲いていました。
ここまでの疲れが一気に吹き飛びました。
岩場を登り切ると、そこは山頂の柴安嵓(しばやすぐら)。あいにく霧が深く展望はありませんでした。
いったん雪の残る登山道を慎重に下り、俎嵓(まないたぐら)へ登り返します。
俎嵓から御池新道へ下り、熊沢田代につくと、
そこはチングルマやイワカガミ、ヒメシャクナゲ、タテヤマリンドウなどが咲く湿原のお花畑でした。
さらに下って、広沢田代につくと、
ワタスゲが白い果穂に変わり始めていました。
【ワタスゲ】
湿原を埋め尽くす勢いのワタスゲに、圧倒されました。
林間ではこれからアズマシャクナゲの季節です。
【アズマシャクナゲ】
燧ケ岳は、どの登山道もぬかるみの多い山です。
また、御池新道ではまだ雪渓が残っています。
ぬかるみと残雪対策をしっかりとして、花の燧ケ岳を楽しんでください。
最後に、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えてください。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター