- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.10.06
2020年10月6日-尾瀬沼ビジターセンターより(会津駒ヶ岳-滝沢登山口からキリンテ登山口までの紅葉-)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:曇り
■気温:7.7℃(9時)12.7℃(昨日の最高気温)4.8℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
一昨日は滝沢登山口から会津駒ヶ岳を登りキリンテ登山口まで歩いてきました。
10月3日は「登(10)山(3)の日」と言うことで滝沢登山口の駐車場はほぼ満杯、
たくさんの登山者で賑わっていました。
滝沢登山口からの道はやや急登な場所がありますが、
紅葉し始めている美しい木々を見ながら
焦らずに息を整えながらゆっくり歩くことをお勧めします。
長い山道を抜けると、会津駒ヶ岳の美しい湿原が広がり
草紅葉が見頃を迎えておりました。稜線の紅葉も見頃を迎えておりました。
駒の小屋近くにあるベンチも多くの登山客でぎゅうぎゅう状態、
トイレもたいへん混み合っていました。
野外であっても、お互いに距離をとれず密になりそうな所では
新型コロナウィルス感染防止のためマスクをするなどの対策をとりましょう。
また、できれば人が混み合う土日や祝日は避け、平日を利用することをお勧めします。
時には「山だから大丈夫じゃないか」などと話す方もおりますが、
万が一のことがあったら、自分だけでなく他人にも迷惑をかける可能性があります。
また、山岳地帯のため救助活動が非常に困難であるということをどうか忘れないで下さい。
そして、中には困った人達も見受けられました。
湿原に入る人、ストックを湿原にさす人、軽装備で寒がる人、
ついには、かわいいけれど尾瀨にとってはとっても困る
犬を平気でつれて歩く人まで…。
尾瀨は町の観光地でもなく、山岳地帯であり
貴重な自然が多く残る国立公園です。
守るべきルールやマナーはしっかり守り、
これから自分が行く場所はどういう所なのか
事前にしっかり調べて頂きたいものです。
尾瀨国立公園の詳しいルールやマナーはこちらをご覧下さい。
↓
◎尾瀨国立公園でのマナーとルール
目的であった会津駒ヶ岳を登り終えて、
帰りは富士見林道を歩いてキリンテ登山口に下りました。
このコースは道幅の狭い痩せ尾根が長く続き、
時にはアップダウンのある狭い岩場や笹の生い茂る登山道もありました。
尾瀨はツキノワグマの生息地でもありますので、
見通しの悪い場所は充分に注意しましょう。
このコースはどちらかと言えば中級者向けのコースであり
山道を慣れていない人や足腰に自信が無い人にはおすすめできません。
日が暮れるのも早くなっておりますので、
時間と体力に余裕を持って安全に行動しましょう。
会津駒ヶ岳(滝沢登山口からキリンテ登山口まで)の
詳しい登山道情報はこちらをご覧下さい。
↓
◎尾瀨情報2020年10月3日会津駒ヶ岳(滝沢~キリンテ)(川上)
最後に大江湿原の定点観測写真をご覧下さい。
尾瀬を訪れる際は、雨具や防寒具などの装備をしっかり揃えて、
日暮れも早いので時間に余裕を持って行動して下さい。
また、令和2(2020)年の尾瀬シーズンも、残り約1カ月となりました。
各施設の営業終了(閉鎖)予定日と橋板の取り外し予定日をこちらで
事前にご確認下さい。
↓
◎ 令和2年シーズンオフの予定について(最新版10月5日更新)
※降雪等により終了日(閉鎖日)が早まる場合もあります。
※宿泊のご予約などに関しては、各山小屋へ、直接お問い合わせください。
なお、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
担当:川上