- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.08.13
2020年8月13日-尾瀬沼ビジターセンターより(やっぱり尾瀬はいい!)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:くもり時々雨
■気温:19.3℃(9時)25.9℃(昨日の最高気温)16.0℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
街では連日猛暑が続いていて、厳しい毎日ですね。
連休を頂いて、街に下りていると暑さに体がついて行けず、エアコンから離れることができません。なのでエアコンいらずの尾瀬沼に帰ってくると涼しくてほっとします。尾瀬沼まで登ってくるのは大変で、暑いですが、汗が冷えてくる頃には尾瀬沼の気候の快適さをしみじみ感じます。
昨日は大江湿原巡回でした。今の大江湿原ではこんな花々が咲いています。
【コバギボウシ】
沼山峠から入ってくると最初に目に飛び込んでくるのが、コバギボウシです。日当たりのいい湿原に生えます。
【ミヤマワレモコウ】
一見、どれが花か分かりませんが、拡大してみると、小さな花が集合しています。
【サワギキョウ】
ミヤマワレモコウと同じ秋の始まりの時期に咲くのがサワギキョウ。深い切れ込みの入った花冠が特徴で、濃紫色の花を多数付けます。
【湿原の木道】
他にはミズギクやイワショウブ、マルバダケブキ、ナンブアザミ、ツリガネニンジン等が咲いています。朝や雨上がりの日の大江湿原を非防水の靴で歩いていると、植物に付いた雫で中まで濡れてしまいます。
また沼山峠から尾瀬沼に歩いている途中には、
【オヤマリンドウ】
オヤマリンドウは天気が良い日でもあまり花は開きません。一株だけ見つけました。
【ヤマハハコ】
白い花のような部分は総苞片といい、育つ課程に花を保護する役割をします。花はその真ん中に黄色の小さなものが咲きます。
植物が秋めいてきています。今年は梅雨が長かったので、夏の暑い時期がすぐに終わって、あっという間に秋になってしまうのではないかと少し心配です。夏の日照時間が秋の紅葉に影響してくるので、今年はどうなることでしょうか。
体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
担当:大澤