- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2026.06.04
2026年6月4日-尾瀬沼ビジターセンターより(台風の後)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、2026(令和8)年シーズンについて | 尾瀬保護財団へ確認をお願いします。
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■天気:雨
■気温:10.7℃(9時)12.0℃(昨日の最高気温)10.6℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
台風は通過しましたが、今朝の大江湿原は霧雨が降り、肌寒い気温です。時折青空がのぞきますが、すぐに真っ白な雲に覆われてしまいます。
昨日は雨風が強く、倒木や大江川の増水が心配されましたが、現在のところ尾瀬沼ビジターセンター周辺に異常はありません。今後は、梅雨入りも近づいてきて天候も不安定になってくると思われますので、こちらへお越しの場合には、直前の天気予報を確認してください。尾瀬沼周辺は標高約1,600mの山岳湿原です。雨だと寒く、晴れれば暑く感じます。変わりやすい天候に対応できる服装や持ち物を準備して、快適にお楽しみください。
【今朝の大江湿原】

尾瀬沼では、オオバンが忙しそうに巣材を運んでいます。台風で飛ばされた枝が流れて浮いているので、オオバンにとっては大きな材料が手に入るチャンスだったかもしれません。第2展望デッキから見える水草の中に、カラマツの枝を置いてまた出て行きました。去年もこの場所で営巣して子育てしていましたので、もし見かけたら静かに見守ってください。
【オオバンの巣材運び】

さて、私たち管理員が気にしていたのは昨日の雨でサンカヨウがどうなったかです。
【霧雨に濡れて】

透明になっていました。まだ開きかけのものは白いままでしたが、なぜ咲き終わりのサンカヨウが透明になるのでしょうか。
サンカヨウの花びらが白く見えるのは、花びらの細胞の隙間に光が入り込み、光が散乱することによるからです。しかし、花びらの細胞の隙間が水で満たされると光の散乱が起きなくなり、光は通り抜けてしまうので、透明に見えるのだそうです。なるほど、白いワイシャツを着ている人が雨に濡れると、肌が透けて見えるのと同じことなのですね。
霧雨のような弱い雨に長く当たり続けたサンカヨウが透明になりやすいのは実感していましたが、人間の目の見え方が関係していたのですね。人間の目のせいでサンカヨウが透明に見えるなら、他の白い花はなぜ透明に見えないのか不思議になり、大江湿原に咲く白い花を見てきました。
【ミツバオウレン】

【サンリンソウ】

【ミズバショウ】

なんと他の白い花にも、ちょっと透明に見える部分がありました。
サンカヨウの細胞の隙間が大きいのか小さいのかは分かりませんが、他の花よりも花びらが薄くてもろいので細胞の隙間に水が入りやすくて光が通り抜けてしまうのではないかと考えました。そんなことを思いながらふと足元のリュウキンカを見ると……
【黄色でも透明に!】

条件さえ揃えば、白でなくても透明に見えることがあると分かりました。私の中では大発見でした。
皆さんも、尾瀬に来て確かめてみませんか。ただし、尾瀬沼ビジターセンター近くにあるサンカヨウは、あと1週間花がもつかどうか、というところですが……。自然との出会いは一期一会、サンカヨウが終わっても、また次の花との出会いがきっとあります。
【お知らせ】
6月12日(金)と26日(金)の19時から、見晴休憩所にてスライドショーを開催する予定です。見晴にお泊りの際にはぜひご参加ください。※荒天時等はイベントを中止する場合があります。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは、運行中です。詳しくは、会津バスホームページ にてご確認ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は、6月13日(土)から運行開始予定です。詳しくは、片品村役場ホームページにてご確認ください。
尾瀬沼へ至る登山道は、一部破損した木道などが見られます。特に濡れた木道は滑ることがありますので、お越しの際は、足元をよくご確認いただき、スリップによる転倒などに十分注意をお願いします。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2026年「第一弾」は、尾瀬沼の春シリーズです。(ミズバショウ、オコジョ、燧ケ岳と尾瀬沼)

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