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  • 山の鼻ビジターセンターブログ
  • 2026.05.22

2026年5月22日-山の鼻ビジターセンターより(尾瀬ヶ原の様子)

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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。お出かけの際には、尾瀬保護財団HPの2026(令和8)年シーズンについて | 尾瀬保護財団をご確認お願いします。============================================================

■天気:小雨のち曇り

■気温:13.5℃(最高気温)9.1℃(最低気温)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今日の尾瀬ヶ原は、昨日からの雨も残りましたが、日中は雨もやんできました。冬の眠りから覚めた植物たちに命の息吹を吹き込む慈雨となったようです。潤んだ空気が、植物たちの呼吸をそっと包み込んでいました。

本日は、尾瀬ヶ原の開花状況をお伝えします。             

【ミズバショウの様子】

鳩待峠から尾瀬ヶ原に向かって登山道を進んでくると、テンマ沢湿原で甘い香りに包まれたミズバショウたちに迎えられます。テンマ沢湿原では緑鮮やかなコバイケイソウの新芽が目立ってきました。

研究見本園では、まだ小さなミズバショウたちが寄り添いあって、ようやく訪れた春を喜ぶように微笑んでいるようでした。

東電尾瀬橋たもと付近の湿原では、燧ヶ岳に見守られたミズバショウたちが集い、咲き競うかのようでした。そんなミズバショウの中で、仏炎苞(ぶつえんほう:白い花びらのように見える部分)が二枚あるミズバショウを見つけました。中の黄色い花の部分を大切に両手で包み込んでいるかのようでした。ふと彼らの宝物を見つけられたようで、甘やかな幸福感に包まれました。

竜宮十字路付近では、春の陽光をたっぷりと吸い込んだ眩しい黄金色の絨毯のようにリュウキンカたちが広がっていました。

【春の訪れを喜ぶ花たち】

林内の木道では、小さな黄色(オオバキスミレ)や青色(スミレサイシン)の花たちの開花が始まり、うららかに登山者へ微笑みかけています。

湿原の低木の下で隠れるように、小さな白い妖精のような花を見つけました、ヒメイチゲです。春の陽に溶けてしまうのを避けるようにひっそりと咲いていました。
それより少し大ぶりの花は、ニリンソウです。暖かな陽気に急かされるように春の足音が駆け足に進むのを感じます。

今、湿原で黄色い花はリュウキンカで独占されているかのようですが、左の写真の花はそれよりも控えめなキジムシロという花です。春の陽に輝き凛とした存在感を放っていました。

春の強い日差しを避けて林内に入ると、木陰に隠れるようにピンク色が印象的なコミヤマカタバミがひっそりと咲いていました。
沢筋では、輝くように光を放つネコノメソウが春を謳歌していました。

まだ茶色が目立つ湿原では、雪解けの後、真っ先に顔を出し花をつけるショウジョウバカマが彩りを放っていました。
青く彩りを添えているのは、タテヤマリンドウです。タテヤマリンドウは、秋に発芽してそのまま雪の下で冬を越えて、春に花を咲かせます。無事に冬を乗り越えた喜びが伝わってくるかのようです。
タテヤマリンドウの花は、雄性期と、雌性期に変化します。タテヤマリンドウ写真の左側の花が雄性期で、右側の花が雌性期です。よく見ると雄しべと雌しべの様子が違います。仲良く雄雌が並んでいるようで微笑ましいですね。

雪解けが早く進んだ尾瀬ヶ原では、春が駆け足で進んでいます。春の一瞬の陽を浴びて輝きを放つ花たちも、急かされるように開花しています。
春の一瞬の輝きを感じ、彼らの宝物を探しに尾瀬にいらしてみませんか。

晴れると日中は汗ばむくらいの陽気になる日もありますが、朝晩や雨天の日は上着が必要なほど冷え込みます。尾瀬ヶ原を散策される際は、こまめな衣類の調整を行い、計画的な水分補給をお願いします。また天気の急変に備えてレインウェアを必ず持参してお越しください。

尾瀬山の鼻ビジターセンター 新倉

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○八木沢道は八木沢橋の破損により通行止めです、ご注意ください。
○至仏山は現在閉山しています(6月20日開山)。植生保護、災害防止のためルールやマナーを守っていただきますようお願いいたします。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。2026年「第一弾」は「尾瀬の春」です。

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