- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.10.23
2025年10月23日-山の鼻ビジターセンター(落葉した木々)
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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。
【注意】
〇この時期の朝晩は一桁の気温になることもあり、木道に霜がつくと大変滑りやすく転倒しやすい状況となります。尾瀬にお越しの際は天気予報をよく確認し、雨対策、防寒対策をし、転倒等にはご注意ください。
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■天気:晴れ
気温:13.5℃(最高気温)-1.4℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今朝は、氷点下まで冷え込み、また冬に一歩近づいた感じがします。
本日は山ノ鼻周辺の朝の様子や、紅葉と落葉した木々についてお伝えします。
【凍てついた湿原の朝】

氷点下を記録した今朝、湿原は凍てつき静寂に包まれていました。




湿原の植物たちは霜が降り凍えているようでした。
【研究見本園の紅葉の様子】



研究見本園から見る至仏山麓は紅葉の終盤を迎えています。葉を落とした木々が多くなり、白い幹が際立つようになってきました。
【落葉した木々】


葉を落とし幹が露わとなった木々を寒木といいます。これからやってくる厳しい寒さを乗り越えるための準備を整えているのです。冬の気温低下や乾燥を乗り越えるため、樹木は葉を落とし休眠状態になることで、必要な水分と養分を節約しています。
【冬芽】




全ての葉を落としてしまった樹木をよく見てみると、枝の先にそれぞれ特徴ある冬芽が付いているのが分かります。硬そうな殻や暖かそうな毛、油のような膜で守り、来年の花や葉を固くしまい込んで、来たるべき春の準備を整えています。(詳しくは、尾瀬保護財団HP「植物たちの冬支度」ご覧ください。)
【葉痕】






葉が落ちた後の枝に残った痕をよく観察してみると、色々な形があるのが分かります。これは葉痕と呼ばれ、木の種類によってさまざまな形があり、斑点の付き方も異なります。中には、葉痕が何かの顔のように見えるものもあり、可愛らしい笑顔の葉痕を見つけると何か嬉しくなります。落ちる葉が最後に木に残してくれた印だと思うと感慨深いものがありますね。
冬の足音が聞こえてきています。初雪の便りも間近かもしれません。
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○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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尾瀬山の鼻ビジターセンター 新倉











