- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.10.24
2025年10月24日-尾瀬沼ビジターセンターより(夕陽の名所、釜ッ堀湿原)
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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。
【※注意】
〇この時期の朝晩は一桁の気温になることもあり、木道に霜がつくと大変滑りやすく転倒しやすい状況となります。尾瀬にお越しの際は天気予報をよく確認し、雨対策、防寒対策をし、転倒等にはご注意ください。
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■天気:晴れ
気温 :1.6℃(9時)9.1℃(昨日の最高気温)-4.3℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは!
朝起きたら木道や笹の葉が真っ白でした。気温は氷点下で、大江湿原の草紅葉も真っ白でした。朝日に照らされた三本カラマツ(尾瀬塚)が黄金色に輝いていました。
【ダイヤモンド三本カラマツ誕生!】7:06am撮影

太陽が富士山の頂上の真ん中に重なる瞬間を「ダイヤモンド富士」と呼ばれていますが、太陽が三本カラマツの上に昇る瞬間を「ダイヤモンド三本カラマツ」と呼びます(私が勝手に呼んでいるので、どうかご容赦ください)。大江湿原と三本カラマツが光り輝く瞬間です。
みなさん、釜ッ堀湿原は、知る人ぞ知るお花と夕焼けの名所だということをご存じでしょうか。来年は尾瀬の山小屋に宿泊して、変わってゆく夕焼け空をゆっくりと観察されてはいかがでしょうか。
【釜ッ堀湿原から望む残雪期の景鶴山】5月14日18:32pm撮影

5月の尾瀬沼は、まだまだ雪と氷におおわれています。尾瀬沼の向こうには夕陽と、雪の残る景鶴山を望めました。
【釜ッ堀湿原のミズバショウの群生】6月5日18:40pm撮影

釜ッ堀湿原はミズバショウの群生地としても知られています。夕陽に赤く染まるミズバショウを見ることができます。
【釜ッ堀湿原の夕焼け空】6月6日19:08pm撮影

多くの方は、夕陽が沈むと山小屋に戻られますが、実はまだこれで終わりではないのです。太陽が沈んだ後、しばらくすると空の色が劇的に変化することがあります(しない時もあります)。この日は、一瞬不思議な色に空が染まりました。
【釜ッ堀湿原から望む景鶴山】6月12日19:07pm撮影

真っ赤に染まる空と尾瀬沼と、景鶴山のシルエットが印象的ですね。
【釜ッ堀湿原のコバイケイソウの群生】6月29日18:34pm撮影

今年は、コバイケイソウの当たり年でした。白いブラシ状のお花が夕陽を浴びて輝いていました。
ぜひ皆さんも尾瀬国立公園にいらして毎日変わっていく風景や風を感じてみてはいかがでしょうか。
※尾瀬沼地区では、順次山小屋やトイレなどが閉鎖され、御池~沼山峠間のシャトルバスは今月26日までの運行となります。また、これからはいつ雪が降ってもおかしくない時期です。天気予報を確認し、防寒への備えも忘れずにお越しください。詳しくは、「2025年シーズンオフ関連情報」をご覧ください。
※尾瀬沼地区においてツキノワグマの目撃報告があります。大江湿原と釜ッ堀湿原にクマ鐘を設置してあります。ツキノワグマと遭遇しないように、クマ鐘を鳴らして通行する、クマ鈴を携行するなどの安全対策をお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは10月26日(日)をもって運行を終了します。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行終了しました。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第五弾」は、尾瀬沼の秋シリーズです。(オヤマリンドウ、沼尻の草紅葉、ヤマネ、ヤマネと紅葉)

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