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  • 山の鼻ビジターセンターブログ
  • 2025.10.10

2025年10月10日-山の鼻ビジターセンター( 尾瀬ヶ原の様子)

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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。
【注意】
〇この時期の朝晩は一桁の気温になることもあり、木道に霜がつくと大変滑りやすく転倒しやすい状況となります。尾瀬にお越しの際は天気予報をよく確認し、雨対策防寒対策をし、転倒等にはご注意ください。
〇鳩待峠~山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。
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■天気:晴れ
気温:19.4℃(最高気温)1.9℃(最低気温)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
本日は、尾瀬ヶ原の上田代の様子をお伝えします。

【早朝の湿原】

凛とした空気の中、立ち込めた靄の向こうの燧ヶ岳が茜色に染まり、これから迎える日の出を期待させます。

アヤメ平の稜線の影を映した至仏山が、モルゲンロートとなり秋色の山肌を輝かせていました。

色付いた草もみじが秋露に濡れ、その色合いもまた進むようです。
秋寒で冷え込んだ朝、木道に霜が降りていました。滑らないように、ゆっくり歩きます。

【紅葉の様子】

湿原は黄金色に染まり、周辺の拠水林の木々も色づいてきました。池塘のヒツジグサの葉や、湿原の中の木々も赤や黄に染まっています。湿原の秋の深まりを感じます。

【ケルミ‐シュレンケ複合体】

湿原をよく見ると、縞模様となっている箇所が観察できます。これは、積み重なった泥炭が、帯状に凸凹に並んだ「ケルミ‐シュレンケ複合体」と呼ばれているものです。(詳しい内容は、尾瀬保護財団HP「湿原のシワ」をご覧ください。)
凸部分と凹部分で植生が異なるため、草もみじの色付きが異なり、今の時期は縞模様がよく観察できます。

【鶴ヶ墓】

上ノ大堀川橋から見える牛首付近の麓は、鶴ヶ墓と呼ばれ、二つの伝説が残されています。
一つ目は、むかし、村の猟師が禁猟の鶴を撃ってしまったところ、帰り道にその猟師が亡くなってしまった為、恐れた村民が鶴を供養するための塚を築いたという話です。
二つ目は、武士が家来の飢えをしのぐため、鶴を犠牲にしたので、その鶴を憐れんで塚を築いたという話です。(詳しい内容は、尾瀬保護財団HP「鶴にまつわる伝説」をご覧ください。)
今は、上ノ大堀川が静かに流れているのみですが、そんな昔話があった場所と思いながら眺めてみると、また違った趣を感じます。

尾瀬は山岳地帯です。天気の急変に備えてレインウェアを必ず持参し、計画的に早めの行動を心がけてください。また、防寒着を用意し、気温に合わせて服装を調節できるようにしましょう。

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○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。

2025年「第五弾」は「秋の尾瀬と」です。 

尾瀬山の鼻ビジターセンター 新倉

  • 尾瀬公式 Instagram
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