- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2023.10.18
2023年10月18日-尾瀬沼ビジターセンターより(寒空の光景)
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〇今年度の営業を終了した山小屋もあり、食事や休憩のできる場所が限られます。尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年シーズンオフ関連情報」や「安全登山のススメ」をご確認ください。
〇【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
〇10月16日に三条ノ滝展望台の手すりが撤去され、三条ノ滝は冬期通行止めとなりました。詳しくはこちらをご覧ください。
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■天気:晴れ
■気温:5.3℃(9時)10.7℃(昨日の最高気温)-1.5℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今朝は雲一つ無い青空となり、地表の熱が大気中に逃げ、尾瀬沼周辺はグッと冷え込みました。本日はそんな寒空の下で見られた光景をご紹介したいと思います。
【逆さ燧】
今朝は波も穏やかであり、逆さ燧もはっきりと見えました。今日の青い世界にダケカンバの黄葉がアクセントを加えています。
【尾瀬沼の野鳥達】
釜ッ堀湿原付近ではオオバンとヒドリガモの混群が見られました。両種併せて20羽程でしょうか。思い思いに水面を漂っていました。よく見ると、背中に霜が降りているカモもいました。
【大江湿原の黄葉と霜】
大江湿原ではダケカンバの黄葉が見頃を迎えています。三本カラマツもかなり色づいてきたでしょうか。大江湿原の木道は、日陰となる箇所には霜が残っています。霜のついた木道は非常に滑りやすいので、慎重にご通行ください。
【氷の花】
足元の霜は、滑りやすく少し怖い存在ですが、霜は枯れた花に氷の花を咲かせてくれます。この季節の朝だけ限定の光景になります。陽光が差し込み、溶け始める直前が光を反射して特に美しく感じました。
【リスとの遭遇】
写真では少しわかりにくいですが、尾瀬沼ビジターセンター付近の森でニホンリスに遭遇しました。リスというと小型な動物なイメージがありますが、頭から尾の先まで30cm以上はあり、想像以上に大きな動物に見えました。足元にいたと思ったらするすると木をよじ登り、木から木へと跳び移り、トウヒの松ぼっくりから種を取り出してバリバリと食べていました。静かな尾瀬の森の中には意外な生き物が隠れているかもしれません。じっと森の中を観察してみると、新しい出会いがあるかもしれませんね。
<ご案内>
◆尾瀬沼ビジターセンターでは、毎日午前9時からと午後0時半からの2回、自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」を開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
その他、
◆「尾瀬からのお便り」イベントを実施しております。檜枝岐郵便局限定の尾瀬の風景印が押印された「尾瀬からのお便り」を出してみてませんか。
◆金曜、土曜及び祝前日の19時からは「夜のスライドショー」を開催しています。
※詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問合せください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
どのイベントも無料ですので、どうぞ、ご参加ください。
お待ちしております。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2023年「第三弾」は尾瀬沼の秋シリーズです。(三本カラマツ・会津駒ヶ岳・ヒツジグサ・燧ヶ岳)
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