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  • 活動報告
  • 2023.06.08

大江湿原の防鹿柵(シカ柵)の設置支援を実施しました!

6月1日(水)に大江湿原外周のシカ柵の一部を設置しました。6月中旬頃までには、設置完了となる予定です。

大江湿原防鹿柵(シカ柵)とは

大江湿原は尾瀬沼の東側に位置しており、尾瀬を代表するニッコウキスゲやミズバショウなどさまざまな高山植物が生育しています。特に、ニッコウキスゲはかつて大江湿原一面を黄色に染めるほど咲き誇っていました。しかしながら、2008年頃からニホンジカの食害が見られるようになり、ニッコウキスゲの開花数が大幅に減少しました。林野庁は平成26年度から大江湿原の外周に防鹿柵(シカ柵)を設置しており、関係機関が手分けして設置作業の支援を行い、ニッコウキスゲをはじめとした植生の保護に努めています。

大江湿原を囲む防鹿柵(シカ柵)は、高さ2mの金属製の柵で、現在の総延長は3,550mです。融雪後の6月初旬から降雪前の10月まで設置しています。尾瀬は豪雪地帯で冬季はニホンジカが尾瀬から移動すること、積雪による柵の破損を防ぐことの理由から、積雪のある期間は柵を撤去しています。柵の設置期間中は、関係機関が定期的に巡視を行っています。

作業の様子

緑のロープに沿って金属製の柵を立てます。
ロープと支柱に柵を固定します。これを繰り返して柵の設置を進めます。
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