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お出かけの際には、2023（令和5）年尾瀬シーズンについての確認をお願い致します。
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■天気：雨時々曇り
■気温：5.7℃（9時）未計測（昨日の最高気温）4.5℃（今日の最低気温）

ブログをご覧の皆様、こんにちは。

本日は時折雨模様となり、静かな尾瀬沼周辺です。今年は昨年に比べて残雪が少なく、大江湿原では次々にミズバショウがその姿をのぞかせています。

【大江湿原のミズバショウ】

大江湿原や尾瀬沼周辺では例年６月初め頃までミズバショウをお楽しみいただけますが、年によって開花状況に変動があります。尾瀬沼ビジターセンターのブログではこまめにミズバショウの状況を更新しておりますので、尾瀬へお越しの際にはブログをご覧いただけると幸いです。

【少し不思議なミズバショウ】

こちらの写真のミズバショウ、少し不思議な感じがしませんか？実は仏炎苞（花びらのように見える白い部分）が2枚ある珍しい株です。ごくまれに見られることができますので、是非探してみてください。こちらのミズバショウは5月12日に大江湿原の奥ッ沢の南の木道と木道の間にて発見しました。

さて、一昨日5月12日に一ノ瀬～三平峠～尾瀬沼間を散策してきたのでその時の森の様子をお伝えします。

【三平峠の残雪（5月12日撮影）】

三平峠ではオオシラビソの香りが周囲に立ち込め、清々しい気分にさせてくれます。樹木が作り出すフィトンチッドと呼ばれる化学物質が私たちにリラックス効果をもたらしてくれます。

三平峠から三平下にかけては特に残雪が多く、登山道がわかりにくい場所があります。ピンクテープを目印にして道迷いにご注意下さい。また、踏み抜きの危険性が高い場所が数多くありますので、足元にお気をつけてご通行ください。

【森林を彩る花々】

一ノ瀬から三平峠の間の森では新緑の季節を前に少しずつ花々が姿を現していました。

タチヤナギ。まるで毛虫のような見た目です。世間一般でイメージされるような花とは変わった姿をしています。

タムシバ。固い樹皮からやわらかな白い花が飛び出し、青空を漂うように見えます。

オオカメノキ。若葉とともに装飾花が姿を現しています。

【冷え込む尾瀬沼周辺】

こちらは5月12日の早朝に撮影した大江湿原の様子です。気温が低下し、霜に覆われています。本日は霜こそ降りませんでしたが、風が強く、散策していると大変冷え込みました。尾瀬へお越しの際は防寒着をお持ちになっておいでください。

尾瀬沼ビジターセンター