- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2022.09.22
2022年9月22日ー山の鼻ビジターセンターより(尾瀬国立公園)
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尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
2022年(令和4年)シーズンの各施設の営業予定についてはこちらのページをご参照ください。
一ノ瀬公衆トイレが使用できなくなっています。
(詳しくはこちらのページをご参照ください。)
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■ 天気:曇り
■ 気温:18.6℃(最高気温) 1.6℃(最低気温)
国立公園は保護と利用を適正に行うために国が管理する自然公園ですが、日本では土地の所有に関わらず指定する制度を採用しており、多くの私有地が含まれています。
日本で国立公園法が制定されたのは1931年。ここ尾瀬は日光国立公園の一部として1934年に指定され、2007年に独立して尾瀬国立公園になりました。
面積37,222ha、群馬県、福島県、新潟県、栃木県の4県にまたがり、私有地割合はなんと40%以上にも及びます。
尾瀬には本州最大の高層湿原である「尾瀬ヶ原」や噴火によって川が堰き止められてできた「尾瀬沼」があり、周辺には燧ヶ岳、至仏山、景鶴山、アヤメ平など2,000m級の山々が連なっています。
【尾瀬ヶ原と燧ヶ岳】
【燧ヶ岳と尾瀬沼】
【尾瀬ヶ原と至仏山】
尾瀬ヶ原には明治時代から発電用ダムや利根川への分水計画、尾瀬縦断道路計画など開発の危機にさらされてきた歴史があります。また、観光ブームに伴う過度な利用により、植生破壊、廃棄物や排水の問題が生じました。
【湿原の荒廃】
【あふれるゴミ】
しかし、行政、土地所有者、山小屋事業者、様々な関係者の熱心な取り組みによって尾瀬の自然は守られてきました。ここは日本の自然保護発祥の地と言われています。
【植生回復作業】
【ゴミ持ち帰り運動】
【木道の維持管理】
【公衆トイレと浄化槽】
90年に及ぶ国立公園としての尾瀬自然保護の歩みを受け継ぎ、100年後の未来もこの豊かな自然を享受できるよう願っています。
秋深まる研究見本園では、尾瀬の自然を守るため木道の補修工事がはじまりました。どうぞ気をつけてお通りください。
【木道用の資材】
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
200円以上のご寄付を頂いた方に缶バッチを差し上げています。
2022年第四弾 12種の「尾瀬のいきもの」シリーズ
【配布期間:無くなり次第終了】
尾瀬山の鼻ビジターセンター 田原