- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.05.22
2022年5月22日ー尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬沼の様子)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、交通規制や各施設の営業予定の確認をお願い致します。
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■天気:晴れのち曇り
■気温:6.6℃(9時)9.3℃(昨日の最高気温)2.9℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
昨日は今年初の尾瀬沼巡回に行ってきました。
今回の巡回コースは、まず尾瀬沼ビジターセンターから尾瀬沼北岸を歩き、次に尾瀬沼南岸へと向かいました。
大江湿原は、写真のように雪が溶けたところからミズバショウが顔を出しております。
それでもまだまだ雪はたくさんありますので、見頃はまだまだ先になりそうです。
尾瀬沼北岸の林内は多くの残雪がありますが、
ところどころ木道が出ているところもあります。
踏み抜きに注意しながら歩きましょう。
また、浅湖湿原から沼尻まで向かう林内は
道迷いを防ぐために登山道の目印となるピンクテープや赤ペンキがあります。
見落とさないように気をつけながら歩きましょう。
沼尻に着くと雄大な燧ヶ岳や春を待ちわびていた
ワタスゲの愛らしい姿を楽しむことが出来ました。
ゆっくり景色を楽しんでいたかったのですが、残雪の影響によりコースタイムよりも大幅に遅れました。
平常の夏道とは違って、雪道の場合は多くの時間がかかります。
安全のため、時間に余裕を持って行動しましょう。
いよいよ尾瀬沼南岸へ向かいました。
尾瀬沼北岸とは全く違う表情で雪道の厳しさを改めて思い知らされました。
小沼湿原付近は平坦で登山道の目印となる物も少なく、林内で道が分からなくなり引き返す登山客の方も見受けられました。
また、尾瀬沼南岸の登山道は、尾瀬沼が間近で楽しめるところが最大の魅力ではありますが、雪道の場合、急斜面の場所を行き来するため、ストックなどの登山用具やある程度の登山技術が必要となります。
うっかり足を滑らしてしまった場合、大けがをしてしまったり、尾瀬沼へ滑落してしまう危険性もあります。
雪山登山の経験が無い方、雪の尾瀬沼を歩いたことがない方にとっては非常に厳しく思われます。
なお、経験がある方でも充分な注意が必要です。
尾瀬沼の登山道の様子を詳しく知りたい方は、こちらの尾瀬情報をご覧ください。
↓
◎尾瀬情報 2022年5月21日 尾瀬沼(奥)
今年度は昨年度と比べても、各登山道に多くの残雪があります。
登山靴等の基本的な装備はもちろん、雪道での転倒防止のために
登山道の状況に合わせてストックやアイゼンなどをうまく活用してゆきましょう。
*木道や施設を歩く際はアイゼンを取り外し、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター