- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.09.05
2021年9月5日-尾瀬沼ビジターセンターより(小さな滝 木道の変顔)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:曇り
■気温:14.6℃(9時)16.8℃(昨日の最高気温)12.2℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
今朝は天気予報どおりの曇りです。
昨日までは10月並の肌寒い天気が続いていましたが、やはり今日も肌寒い朝を迎えました。
さて、今日は大清水から三平峠を越えて尾瀬に入るルートの、少し変わった楽しみ方をお伝えします。
大清水休憩所の少し手前左側に、大清水という名前の由来となった湧き水「大清水」が流れています。
尾瀬沼方面へおいでになる方は、ほとんど直接バス停や駐車場へ行ってしまうため、気付かないことが多いようです。
時間があれば、周辺を散策しながら探してみてください。
大清水からのルートは、三平峠まで標高差が600m近くあるため、尾瀬の入山口としては最も辛いルートです。
しかし、このルートでしか味わえないものを探しながら歩くと、思っているほど辛く感じないこともあります。
一ノ瀬からいよいよ本格的な山道になり、最初に目に入ってくる滝です。
9月も末になると、周りの木々が赤や黄色に色づきます。
周りの木々が色づいた滝の景色を想像してみてください。
いかがですか。
沢沿いに登山道があるので、しばらくは滝がいくつか連続して現れます。
もちろん滝とはいえないような落差の低いものですが、
やはり周りの木々が紅葉する景色を想像しながら歩いてみてください。
あるいは、木々が紅葉するシーズンに歩いてみてください。
途中で木橋を渡ると、いよいよ急な登りが始まり沢とはさよならです。
でも、木の階段や木道がでてくると、また楽しいことがあります。
それは、木道の「変顔」探しです。
古い木道はカラマツを真っ二つに割って並べて作ったので、木目が対称的になっています。
模様によっては「顔」に見えるものがあるのです。
どんなものに見えるかは個人の感性です。
家族、仲間で探しっこしながら歩くのも楽しいかもしれませんよ。
ただし、この木道は大変古くなっており、濡れているととても滑りやすいのです。
滑ると転んでけがをするかもしれないので、慎重に歩いてください。
慎重に、そして楽しく歩きましょう。
なお、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えてください。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター