- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.08.28
2021年8月27日—山の鼻ビジターセンターより(テンマ沢湿原)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
山の鼻ビジターセンターは新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、現在休館中です。
詳しくはこちらをご覧ください。
ツキノワグマの目撃が頻出しているため、入山者の皆さんの安全を第一として植物研究見本園を一時閉鎖しております。
皆様のご理解とご協力をお願いすると共に、クマ鈴の携帯や朝夕の時間帯は声を出すなど安全対策をお願いいたします。
なお、至仏山入口は見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
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■ 天気:晴れ
■ 気温:29.7℃(最高気温) 17.0℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今日は1日お天気が良く、気温が上がりましたが、尾瀬ヶ原には爽やかな風が吹いていました。
鳩待峠から山ノ鼻に向かい、テンマ沢を渡った先に、テンマ沢湿原があります。
今日は、テンマ沢湿原の紹介をしたいと思います。
春、雪解けの頃、尾瀬を訪れた方が一番先にミズバショウを目にするのが、このテンマ沢湿原だと思います。
5月、ミズバショウの頃
昨年はこのテンマ沢湿原でツキノワグマの目撃情報が多かったため、今年は、食料となるミズバショウの
実が熟す前に、実を刈り取る作業を行いました。
ミズバショウの実を刈り取った後のテンマ沢湿原
ミズバショウの花の時期が終わると、今年はコバイケイソウの群落が見られました。
今、実をつけた後、立ち枯れている姿を見ると、季節の移り変わりを感じます。
コバイケイソウの花 立ち枯れているコバイケイソウ
コバイケイソウに変わり、現在はマルバダケブキの群落を見ることが出来ます。大型の植物で
黄色い花が目を惹きますが、そろそろ終盤となっています。
マルバダケブキ
湿原の中では、気の早いヤマモミジが赤く色づいてきています。
ヤマモミジ
木々の葉の色が、だんだんと変わってくる時期になってきました。
同じ場所で、その時々の違う風景を見ることも楽しいものです。
担当:加藤