- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.07.09
2021年7月9日—山の鼻ビジターセンターより(山ノ鼻周辺の実を結んだ植物たち)
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■ 天気:雨ときどき曇り
■ 気温:18.9℃(最高気温) 16.0℃(最低気温)
梅雨で雨の日が続いておりますが、一週間天気予報を見ると晴れの日がチラホラ出てきており、梅雨明けが近いのかなと期待が膨らんできます。
さて今日は山ノ鼻周辺で見られる、実を結んだ植物たちを紹介していきたいと思います。
花は人を感動させてくれますが、花が終わったそのあとも植物たちは頑張って実を成そうとしています。
頑張って実になった植物たちの姿をご覧いただければと思います。
実は今人気のワタスゲの白いホワホワの姿も、花が終わり、種を飛ばす前の姿だったりします。
花の時期は地味な姿で気付いてくれる人も少なかったりします。
花の時期より、種を飛ばす前の姿の方が人気という、少し変わった植物ですね。
丸いトゲトゲのこちらは、カラフトダイコンソウの実です。
少し前は黄色い可愛い花を咲かせていました。
丸くて面白い形のエンレイソウの実
花の時も面白い形をしていました。
つい先日に咲き始めたヒオウギアヤメも、あっという間に受粉して実へと変化している個体がありました。
お花はまだ沢山咲いているので、お花を鑑賞して楽しむことが出来ます。
コバイケイソウは小さな花だった所が、ひとつひとつ実へと変わっていました。
今年は沢山のコバイケイソウが花を咲かせていたので、沢山の種が出来るのかなと思います。
今花を咲かせているニッコウキスゲ。
しっかり受粉して、沢山実になって貰えたら良いなと思います。
植物は種を次の世代に繋げるために、花を咲かせ、受粉し、実になり、種を作ります。
自然の世界はとても厳しく、受粉をする事が出来なかったり、動物に食べられてしまったりなどして実を結べなかった植物たちも沢山あります。
そんな中で実を結ぶことの出来た植物たちも、また感動なのでは無いでしょうか。
実を結んだ植物たちを見たら「がんばったね!」と是非声を掛けてみてください^^
担当:坂上