1. 尾瀬ボランティアとは
尾瀬ボランティアとは
尾瀬は、四季折々の美しい姿を私たちに見せてくれます。白く可憐なミズバショウや夏の湿原を彩るニッコウキスゲ、朝霧に浮かび上がる至仏山の山容。 その美しさは、訪れる人に深い感動を与えてくれます。一方で、尾瀬の湿原を中心とする生態系は微妙なバランスの上に成り立っており人からの影響を受けやすいため、尾瀬にふさわしい利用のあり方が求められています。 公益財団法人尾瀬保護財団(以下、財団)では、尾瀬の貴重な自然を国民の宝として大切に保護し、将来へと引き継いでいくために、利用者に対する普及啓発活動、環境美化活動、施設の管理運営が重要な役割を果たすと考えています。その考えに賛同する人を「尾瀬ボランティア」として登録しています。
(1) 設立 平成8(1996)年6月1日
(2) 登録人数 260名(令和5年12月1日現在)
(3) 活動地域 尾瀬国立公園全域
尾瀬ボランティアと財団の関係
尾瀬ボランティアは、財団の下部組織ではなく、いわゆるボランティアとして、下記目的達成のために自発的に社会貢献活動を行う団体です。財団とは共通の目的を有することから、互いに連携、協力を図り、尾瀬の自然環境保全のために活動するものです。 なお、財団は尾瀬ボランティアの円滑な活動のための調整、助言などを行います。
尾瀬ボランティアの目的
尾瀬の保護と、適正利用の両立を図るため、尾瀬ボランティアは次の目的を達成することを目指して活動しています。
- ・ 尾瀬の自然に対する理解の促進
- ・ 尾瀬における適正な公園利用の推進
- ・ 尾瀬の自然環境の保全及び復元
- ・ 尾瀬の環境美化
- ・ 尾瀬における利用施設の適正な維持管理
- ・ 自然環境保全意識の普及啓発
尾瀬ボランティアとしての心構え
ボランティア活動は自発的な社会貢献活動であり、尾瀬ボランティアが特別な権限を持って公園利用者を指導する立場ではありません。ボランティア活動は、次の点に留意し、相手の立場に立った丁寧で誠意ある応対を心がけています。
- ・ 活動の目的を十分理解した上で活動する。
- ・ 尾瀬の自然保護に積極的な意思を持って活動する。
- ・ 尾瀬の魅力を多くの人に伝え、共有する。
- ・ 社会貢献活動の実践者としての自覚を持ち、常に責任ある行動を取る。
- ・ 利用者、事業者、その他尾瀬に関わる全ての人と適切な関係を保つ。
2. 主な活動
プロテクター(自然保護)的活動
尾瀬ボランティア活動の大部分を占める大切な活動
- ・ 入山口啓発活動(尾瀬利用時のマナーやルールの呼びかけ、情報提供)
- ・ 巡回・清掃活動(開花状況や登山道の状況等の情報収集、ゴミ拾い)
- ・ 自然環境保全活動(外来植物除去作業、植生保護柵設置・撤去)
インタープリター(自然解説)的活動
尾瀬ボランティアとしての一定の経験が必要な活動
- ・ 自然解説活動(ビジターセンター周辺での案内や自然解説)
※所定の研修を修了する必要があります。 - ・ 地域活動(お住まいの地域での尾瀬の自然や保護活動の紹介)
3. 応募要件
次の条件を全て満たす方
(1) 登録時点で18歳以上の方(高校生は除く)
(2) 心身ともに健康であり、山岳地帯である尾瀬において野外活動を行うための体力がある方
(3) 登録期間中に活動を実施でいる方
4. 登録
応募受付
随時
※ただし、令和6年度の登録は、令和6年4月1日(月)必着で応募書類を提出いただいた方を対象とします。
応募書類の到着が令和6年4月2日(火)以降となった方については、令和7年度登録の対象になります。
応募後
(1) 尾瀬ボランティア講座(講義・現地研修)を受講
【講座日程】
講 義:令和6年6月29日(土)13:00開始予定
実際の会場(群馬県前橋市)とオンラインのハイブリッド開催を予定しています。
※会場等の詳細は、4月中に応募者にお知らせします。
現地研修:令和6年7月20日(土)8:30鳩待峠集合予定
※詳細は、4月中に応募者にお知らせします。
(2)登録
5. 応募方法
「尾瀬ボランティア募集要項」を確認の上、応募用紙及び写真を提出してください。
郵送、Eメールでお送りいただくか、下記ボタンからファイルを送信してください。
※ボタンからのファイル送信には、Googleアカウントへのログインが必要です。
尾瀬ボランティア専用ページはこちら
(尾瀬ボランティア登録者専用ページです。※要パスワード)