- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.05.28
(8月13日公開)2020年5月28日-尾瀬沼ビジターセンターより(残雪燧とミズバショウの春)
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環境省尾瀬沼ビジターセンターは、檜枝岐村内施設の営業自粛を踏まえ、6月中は閉館しておりました。
本ブログでは、自粛期間中の尾瀬の様子をさかのぼってご紹介させていただきます。
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ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
本日は大江湿原巡回で、ビジターセンターから大江湿原を経由して沼山峠休憩所までを歩いてきました。皆さん、お察しかも知れませんが、今年は雪が少なめで、大江湿原上の木道には残雪はなく全開です。湿原にも端の方に少し雪が残っている程度で、すでに春の小さく力強い命が芽吹いています。
【木道の間に咲くミズバショウ】
カメラを向けたら、まるで一斉に見上げた小さな生き物かのような雰囲気がしませんか?
【ワタスゲの花】
湿原の枯れた植物の保護色となってあまり目立たないのが、このあと6月のお楽しみでもあるワタスゲの花です。黄色から黒色になって、そのあと果穂と呼ばれる白い綿毛の姿へと変貌を遂げます。年によって豊凶が大きいワタスゲですが、今年はどうなるかが楽しみですね。
【ピンクでかわいいショウジョウバカマ】
よく見ると、木道と離れたところに数株のショウジョウバカマも咲き始めています。
日に日に自然の彩りを増していく大江湿原ですが、最寄りである沼山峠登山口への唯一の交通手段であるシャトルバスはまだ運行開始しておりません。
【注意看板】
今の時点では、御池駐車場・御池~沼山峠間シャトルバスは使用できません。ほとんどの施設が閉鎖されているような状況ですので、もしいらっしゃるようであれば、尾瀬保護財団のHPにて最新情報をご確認下さい。
とにかく早く世の中が安心で落ち着いて尾瀬を楽しめる状況になることを祈るばかりです。
それでは、よい一日を。
担当:大澤