- 今日の尾瀬
- 2019.08.05
2019年8月5日ー山の鼻ビジターセンターより(今朝の尾瀬ヶ原、花や池塘・ハイカーなどの紹介)
■ 天気:晴れ
■ 気温:28.8℃(最高気温) 15.1℃(最低気温)
こんにちは 今朝の尾瀬は16.3℃半袖では肌寒いくらいです、下界の皆さんには申し訳ありませんが、まさに天然クーラーです。
爽やかな冷気の中尾瀬ヶ原の中ほどまで早朝行ってきましたので、その1部の花や池塘や朝靄を紹介します。
キンコウカ(金黄花)
尾瀬ヶ原ほぼ全域でみられます、丈は約20~30㎝で低いが黄色が鮮やかです。
秋には赤く草紅葉の湿原で楽しめます。
タカネアオヤギソウ(高嶺青柳草)
花は緑で地味っぽいが、丈は大きく目立つ植物です。
ノリウツギ(糊空木)
尾瀬ヶ原の休憩ベンチ付近でよく見られる、花びら状の萼片が大きく目立ちます。
コオニユリ・クガイソウ・コバギボウシ・サワギキョウ
今見られる花で丈が大きく目立っています(サワギキョウはこれからです)
カキツバタ(杜若)
つい最近まで群落で咲き尾瀬ヶ原を彩っていました、ヒオウギアヤメやカキツバタがもう来年の準備をはじめ、種子になっています。
ニッコウキスゲ(日光黄菅)
夏を代表する花で先日まで賑わって咲いていたが、今は実となり秋には黒い種子が見られます。
早朝のハイカー
朝靄の中遠くに団体のハイカーが見えました、夕べは山小屋に宿泊し早朝に出てきたと思います、これから至仏山でしょうか。
池 塘
尾瀬ヶ原には池塘が1,800個あるそうですが、木道から見られる池塘は上田代が多いですね、いろいろな形があり昼頃になるとスイレンの仲間白いヒツジグサの蕾が開き楽しいですね。
池 塘
上田代では一番大きな池塘だと思います、早朝なのでヒツジグサの花はまだ蕾です。
池 塘
この池塘は泥炭が見られます、近くのいくつかの池塘に底から泥炭が剥がれて浮いているのが見られます。泥炭が底から剥がれるのはメタンガスの発生時、地震等の要因で浮き上がるようです。
尾瀬にお越しの際は山小屋に宿泊がお勧めです、猛暑の今の時期朝夕の冷気・幻想的な朝靄・いろいろな鳥の合唱等がゆっくりと楽しめます。
今朝尾瀬ヶ原に行くときは雲で山も霞んでいましたが、帰りには青空が広がり太陽に照らされ暑くなってきました。尾瀬ヶ原は日陰がないので暑さ対策をしてお越し下さい。
担当:笹原