- 今日の尾瀬
- 2019.07.03
2019年7月3日ー山の鼻ビジターセンターより(至仏山鳩待峠からの登山道の花々と残雪状況)
■ 天気:曇り
■ 気温:22.3℃(最高気温) 11.9℃(最低気温)
みなさん、こんにちは!
今日は至仏山の巡視をして参りましたので、昨日に続き至仏山の鳩待峠から登る登山道の状況をお届けいたします。
鳩待峠から至仏山へは1時間ほど林内を登り、見晴が良くなってくると小さな湿原を通り、小至仏山を経て、山頂を踏む登山道となっております。
山頂から東面登山道方面は下山禁止のため、基本ピストンで登って来た道を戻る必要があります。
林内では
「イワナシ」や「マイヅルソウ」「コミヤマカタバミ」「ミツバオウレン」などが咲いており
湿原には「イワカガミ」をメインに「ハクサンコザクラ」が一輪だけ咲いておりました。
そして森林限界手前では「ハクサンシャクナゲ」と「アズマシャクナゲ」ふたつのシャクナゲを見比べられ
雪が残っている小至仏山手前になると「ハクサンイチゲ」をメインに「シナノキンバイ」「ジョウエツキバナノコマノツメ」などが咲き誇る登山道へ
更に小至仏山からは「ホソバヒナウスユキソウ」と「イワハタザオ」の祭りとなっておりました。
と、今の至仏山はお花が好きな人が、かなり興奮する山となっております。
そして、登山道の残雪状況ですが、一番雪が残っている小至仏山手前にて階段を作る作業をして頂いてましたので、かなり安全に登れる様になっていました。
ただ雪上歩きの苦手な方は、念の為に軽アイゼンを持って来ることをおすすめいたします。
最後に東面登山道の頂上付近の残雪も道間違いをしやすく注意が必要です。
間違って右側に行ってしまいそうになりますが、左側にトラバースするルートが正しい道になりますのでご注意下さい。
怪我や事故の無い様、花の至仏山をお楽しみください。
担当:坂上