■ 天候：曇り時々雨
■ 気温：6.8℃【９時】 14.0℃【昨日の最高気温】 3.4℃【今日の最低気温】

ブログをご覧の皆様こんにちは。
いよいよ朝晩の冷え込みが厳しくなってきた尾瀬沼です。
全体的に茶色い景色が尾瀬シーズンの終盤を告げています。

そんな中で植物たちは着々と春の準備を始めています。
林内各地で見られたオオカメノキは、
特徴的な冬芽をつけていました。
春になると新芽となって葉をつけます。

【オオカメノキの冬芽】

秋も深まってくるとキノコも徐々に見られなくなります。
尾瀬沼ヒュッテから三平下方面に少し進んだ場所に
オオシラビソの木にびっしりとナラタケが発生している場所がありました。

発見した10月1日はぷりぷりして美味しそうな見た目でしたが、、、
＊尾瀬国立公園では植物、動物、キノコなど自然物の採取は禁止されています。

【ナラタケの幼菌10/1】

あれから約2週間経過した今日の姿は、、、、
見事に霜にやられて黒くなっていました。
こうした状態の変化を観察するのも楽しいものです。

【ナラタケの老菌10/17】

寒さも厳しく、花も咲かない寂しい尾瀬になってきましたが、
霜が降った朝の湿原はこの時期でしか見られない美しい景色です。
写真では伝わりにくいので、実際に目で見て確かめに、
尾瀬に遊びに来てみてはいかがでしょうか。

担当：矢巻