- 今日の尾瀬
- 2018.09.22
2018年9月22日-尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬沼のキノコ)
■天気:雨
■気温:16.3℃(9時)15.0℃(昨日の最高気温)13.3℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さんこんにちは。
今朝は朝焼けしました。ビジターセンターが影になって綺麗ですね。
さて、昨日は雨の中の尾瀬沼巡回でした。
寒くなってきた気温も歩けばちょうど良く快適な歩みを進められます。
徐々に秋も深まってきたこともあり、上を見ればキノコ。下を見てもキノコ。至る所にたくさんのキノコが生えていました。
そこで発見したキノコをいくつか紹介したいと思います。
まずたくさん目についたのはスギヒラタケでした。朽ち果てた倒木や木道の縁に発生する白くて薄いキノコです。
昔から山村各地で気軽に採れる食用キノコとして身近な存在でしたが、2004年以降、本種が原因と思われる急性脳症が多発した事で現在は毒キノコの扱いになっています。
しかし、毒性の特定を研究しましたが未だに中毒に至るメカニズムは解明されていません。
今年は当たり年なのか立ち枯れた針葉樹に白くて丸いモフモフした物がたくさん見られます。
これはサンゴハリタケというキノコです。中国で珍味として重宝されるヤマブシタケの仲間です。
食感としてはシャキシャキとした歯切れの良さとまろやかなキノコの出汁が美味しいです。
始めてクロカワを見ましたが黒くて大きく固いキノコです。
食べられそうには見えないキノコですが一部地域では人気の高いキノコだそうです。
たまにお土産屋さんで佃煮にした物が売られています。
少し苦みのある通好みの味わいで酒の肴に人気があります。
*尾瀬国立公園では、花や果実、もちろんキノコの採取も禁止されています。キノコを見かけても観察だけに留めましょう。
担当:矢巻