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  • 尾瀬沼ビジターセンターブログ
  • 2025.10.09

2025年10月9日ー尾瀬沼ビジターセンターより(「ありがとう尾瀬」清掃活動報告)

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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。

【※注意】
〇見晴キャンプ場でツキノワグマの目撃情報が増えています。詳しくは、見晴キャンプ場付近でのツキノワグマの目撃についてをご確認ください。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する、写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。

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■天気:曇り

気温 :11.0℃(9時)17.7℃(昨日の最高気温)10.0℃(今日の最低気温)

ブログをご覧のみなさん、こんにちは。

今朝は深い霧に包まれた尾瀬沼です。展望デッキから燧ヶ岳の姿は見えず、三本カラマツの奥に広がる大江湿原も白く煙っています。まるで絵の中にいるような、幻想的な風景です。

【大江湿原の様子】

ビジターセンター周辺のダケカンバやミネザクラ、ナナカマドなどの木は色づき、風が吹くと落ち葉がはらはらと舞い散っています。ふと、トントントトトトト…と木を突く音が聞こえました。近くのナナカマドの木からです。目を凝らすと、いました!

【アカゲラ】

アカゲラが、ナナカマドの木を突いて虫を探していました。これからの時期は葉が落ちて野鳥の観察がしやすくなります。水鳥も渡り始めていますので、鳥好きの方にお勧めです。

さて、昨日はボランティアさん3名と片品村観光課の職員2名の方々の協力を得て「ありがとう尾瀬」清掃活動を行いました。午前中3時間かけて尾瀬沼の沼畔を歩きながら、ゴミを拾いました。本当にありがたいことに、ゴミはほとんど落ちていませんでしたが、参加者の皆さんの「尾瀬に感謝して尾瀬をきれいにしよう」という気持ちに頭が下がりました。

【沼尻休憩所周辺】

【三平下休憩所付近】

【沼尻平にて】

【倒木の役割について話しています】

途中、尾瀬保護財団の職員から植生や倒木更新などの話を聞き、水鳥たちの姿を双眼鏡で観察するなど、森や湿原を歩きながら尾瀬の自然を楽しみました。すれ違う方々に「ご苦労様」「ありがとう」と声をかけていただきましたので、一般のお客様も「尾瀬を汚さない」という意識が高まったのではないかと思います。

【拾ったゴミ】

落ちていたのは、飴の包み紙、ティッシュ、プラスチック製品のかけら、ストックのキャップ、ゴムなどでした。なぜか昭和時代のスリッパも!人工物はいつまでも分解されずに残るということが分かります。

今回の活動では、尾瀬を愛する多くの皆さんのご協力で、尾瀬が美しく保たれていることを感じました。これからも人間の都合で自然を破壊することのないよう、活動を続けていきたいと思います。

「みんなの尾瀬をみんなで守りみんなで楽しむ」ご協力よろしくお願いします。

※尾瀬沼地区においてツキノワグマの目撃報告があります。大江湿原と釜ッ堀湿原にクマ鐘を設置してあります。ツキノワグマと遭遇しないように、クマ鐘を鳴らして通行する、クマ鈴を携行するなどの安全対策をお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。

※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。防寒具、雨具を必ずお持ちください。

【アクセス】
※沼山峠口
 御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
 大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。

【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第五弾」は、尾瀬沼の秋シリーズです。(オヤマリンドウ、沼尻の草紅葉、ヤマネ、ヤマネと紅葉)

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