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  • 山の鼻ビジターセンターブログ
  • 2025.10.05

2025年10月5日-山の鼻ビジターセンター( 山ノ鼻周辺の様子)

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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。
【注意】
〇この時期の朝晩は一桁の気温になることもあり、木道に霜がつくと大変滑りやすく転倒しやすい状況となります。尾瀬にお越しの際は天気予報をよく確認し、雨対策防寒対策をし、転倒等にはご注意ください。
〇鳩待峠~山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。
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■天気:雨のち曇り
気温:22.2℃(最高気温)13.4℃(最低気温)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
尾瀬は、日増しに紅葉が進み、秋らしいさわやかな景色を堪能することができます。
この土日は、草もみじを楽しみにたくさんのハイカーが訪れました。

本日は、山ノ鼻周辺の様子をお伝えします。

【至仏山を望む】

山ノ鼻から尾瀬ヶ原に入り、少し歩を進めて振返ると至仏山の雄大な姿を望むことができます。ハイカーの皆さんが、振り返った途端に「うわー、素敵 ! 」と圧巻の景色に歓声を上げながら、草もみじと至仏山の風景を写真に収めていました。

至仏山(標高2228m)は、マグネシウムイオンを多く含む蛇紋岩という岩石でできています。マグネシウムイオンは植物の育成を阻害するため、至仏山は森林限界が低く(標高約1700m)なっています。森林限界の上の山肌を見ると紅葉が始まり、パッチワークのようになってきました。

森林限界が低いため、研究見本園(標高1400m)から東面登山道を標高差約300m登り、林内を抜けると視界が開けます。その後は、燧ヶ岳と尾瀬ヶ原の景色を背に山頂まで登ります。

【燧ヶ岳と赤い実】

木道間に真っ赤なオオマルバノホロシの実がまだありました。秋の湿原に赤がとても目立っていました。

【見つけた植物】

研究見本園で黄色の花が目に入ったので近づいてみるとリュウキンカでした。春に咲く花ですが、季節を間違えて咲いてしまったようです。
湿原のあちらこちらで、ミズバショウの芽を見かけるようになりました。この後、雪の布団に守られて冬を越し、来春に雪解けと共に花を咲かせます。雪の下は約0℃なので、植物にとって氷点下の外気温より温かいようです。来春もたくさんのミズバショウの花を見られるのが楽しみです。

尾瀬は山岳地帯です。天気の急変に備えてレインウェアを必ず持参し、計画的に早めの行動を心がけてください。また、防寒着を用意し、気温に合わせて服装を調節できるようにしましょう。

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○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。

2025年「第五弾」は「秋の尾瀬と」です。 

尾瀬山の鼻ビジターセンター 渡辺

  • 尾瀬公式 Instagram
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